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参拾捌 ページ39

俺また捨てられたのかな?って思ったけどそこには俺と同じように産まれてすぐ捨てられた善逸がいた。




本能であ、この人は家族なんだなって5歳くらいのとき思ったよ





まぁそこからは善逸の覚えてる通り、一緒に暮らしてたよな。





でも俺が16で善逸が13のとき。あの日。




空にはいつも居ないはずの鷹が飛んでいて、危機を伝えるかのように鳴いていた。




俺は嫌な予感がした。




俺の勘はよく当たる。




なんだかじいちゃんがやばいんだろうなって。




そして善逸とも暫く会えなくなる気がして。




俺は善逸に待ってろ。と言い、育った山奥へと向かった




そこで見たものは、鬼がじいちゃんを喰い、反撃するかのように鷹達が攻撃するも無残に散っていく様。




当時の俺は鬼なんて知らなかった。噂で聞くくらいだったから半信半疑だった。




だから俺は鬼に立ち向かった。頚なんて斬れないし、殺し方も知らないのに。




幼い頃に狩りを習ったから行ける。って思ったんだろう




俺はじいちゃんの家にあった鎌で鬼をひたすら攻撃し、再生され、を繰り返していた。




このままじゃ埒が明かないし俺の体力がなくなって終わる。ここで死ぬのかな、って覚悟を決めた時だった。




「あらあら、なんで鬼殺隊じゃない人が戦ってるんです?」




と同い年くらいの女の人に声を掛けられ、助けられた。




それがしのぶだ。




「あ、あの。どうやったら鬼が倒せるんですか?俺、強くなりたいです」




このとき、俺は善逸に何かあった時に絶対守れるようになろう。もう大切な人を失いたくない、と強くなりたいと思った




そして鬼の倒し方、などを知って鬼殺隊の存在も知った。




最終選抜の事なども聞き、蝶屋敷で修行をしてくれる事になる。



その時に弟さんはいいんですか?と聞かれたけど巻き込みたくなかったからいい、と言った。




そして何故か…多分、鷹が教えてくれてたのかな。俺は全集中の呼吸が昔からできてたみたいで半年くらい呼吸の事とか覚えて練習してそのまま最終選別に行った。




そっからは普通に生き残ってコツコツの任務こなして今に至る。って感じ。




だから俺、柱の中じゃ新入りの方なんだ




まぁ、見てわかるかぁ。





「…こんな感じ?」




と俺が話終わると善逸は号泣していた。




_____

最近更新遅くてごめんなさい。
ネタ切れです。柱稽古の時くらいまで短編みたいにしたいなぁ。

参拾玖→←参拾漆



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ゆりあ - 毒舌の呼吸面白いですよね (2019年11月10日 22時) (レス) id: 9e007b510e (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート?(プロフ) - しろめしさん、良かったら合作作りませんか? (2019年11月1日 15時) (レス) id: 530ed8cd61 (このIDを非表示/違反報告)
しろめし(プロフ) - 夜空さん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉…!!ありがとうございます(´;ω;`) (2019年10月20日 3時) (レス) id: 620c86bcbe (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです!!男主の外見美少女なのに中身が頼れる兄みたいな感じのギャップ?がすごくて心奪われました!続きが気になります!更新頑張ってください!! (2019年10月18日 22時) (レス) id: a562a242f3 (このIDを非表示/違反報告)
しろめし(プロフ) - 涙さん» oh......変換にやれました笑、ご報告ありがとうございます! (2019年10月16日 4時) (レス) id: 620c86bcbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろめし | 作成日時:2019年10月10日 1時

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