参拾 ページ31
炭治郎side
鬼が続けて俺にこう話す
「まあ運がいい以外取り柄がねえんだろうなあ、可哀想になあ、お前以外の奴はみなもう駄目だろうしなああ」
「猪は心臓を一突き、
黄色い頭は瓦礫に押しつぶされて苦しんでるから死ぬまで放置するぜ、虫みたいにモゾモゾしてみっともねえよなああ
柱も女みたいな方はすばしっこかったけど毒回るのも速いだろうしそのうち死ぬだろうなああ
もう1人も弱かったなあ。威勢がいいだけで、毒にやられて心臓も止まって死んじまった。お陀仏だ」
そしてみっともねえなああ、特にお前はと続ける
「お前の背負ってる箱からはみ出してるのは血縁だな?わかるぜ。鬼になっても血が近いのは。そりゃあ姉か?妹か?」
そう聞かれ俺は…妹だ。と答えると
そうかと笑い始めたかと思うと
「みっともねえなあ、お前全然妹守れてねえじゃねえか!!」
クソ…!!
「まあ仕方ねえか。お前は人間。妹は鬼だしなああ。鬼の妹よりも弱いのは当然だがそれにしてもみっともねえ!!兄貴だったら妹に守られるんじゃなく守ってやれよなあこの手で!!」
ヒヒッと笑いながら俺の指を折ろうとしたその時だった
「…炭治郎くんは弱くないよ」
とAさんが刀を向けていた
「なんだあ、お前もまだ生きてたのかあ。そんな小せえ身体だとすぐ毒が回るだろぉお、てかもうフラフラじゃねえかあ」
それを鬼は軽く受け止める
「…生憎毒は少し耐性があるもので」
Aさんは再び鬼に向かうが妹の方が向かってきていた
Aさんはチッと小さく舌打ちし、妹の方を相手していた。
あんな傷だらけでフラフラ、しかも毒も回ってるっていうのに凄い。
その間にまた鬼は話しかける
みっともねえ、だとかいっそ鬼になったらどうだとか。
そして俺が顔を上に向けると
「人は嘆く時天を仰ぐんだぜ。涙が溢れねえようになああ」
と言った。残念だけど
「俺は…俺は……準備してたんだ」
そう言うと鬼の頭に頭突きをした
ゴッと凄い音がした。鬼は妹に早く立って!と言われ立とうとするが立てない。
そう、頭突きをした時にクナイを刺したのだ。香袋をもって匂いを誤魔化せばバレない。
そして俺は鬼に頚に刀を落とす。
斬れてくれ!!!俺はおおおおおあああと叫びながら力いっぱい落とす
「お兄ちゃん!!」
と叫ぶ妹はAさんが相手してくれている
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ゆりあ - 毒舌の呼吸面白いですよね (2019年11月10日 22時) (レス) id: 9e007b510e (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート?(プロフ) - しろめしさん、良かったら合作作りませんか? (2019年11月1日 15時) (レス) id: 530ed8cd61 (このIDを非表示/違反報告)
しろめし(プロフ) - 夜空さん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉…!!ありがとうございます(´;ω;`) (2019年10月20日 3時) (レス) id: 620c86bcbe (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです!!男主の外見美少女なのに中身が頼れる兄みたいな感じのギャップ?がすごくて心奪われました!続きが気になります!更新頑張ってください!! (2019年10月18日 22時) (レス) id: a562a242f3 (このIDを非表示/違反報告)
しろめし(プロフ) - 涙さん» oh......変換にやれました笑、ご報告ありがとうございます! (2019年10月16日 4時) (レス) id: 620c86bcbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろめし | 作成日時:2019年10月10日 1時