善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

弐拾捌 ページ29

炭治郎side



伊之助たちが女の方を相手してくれていた。



…鬼の殺気が凄い。肘から首まで鳥肌が立つ。



当たり前だろ相手は上弦の陸だぞ!!しっかりしろ。



宇髄さんとAさんは毒を喰らってる。俺が守らないと



アイツが動いた瞬間に刀を振れ。ほんの少しでも動いたらその瞬間に



そう思っていたが相手の動きに追いつかなかった



刀を振れ!!避けろ!!頭でそうわかっているのに体が動かない



「炭治郎くん!!」



Aさんが俺を庇ってくれて、宇髄さんが鬼に攻撃する。



何してるんだ俺は!!逆に庇われて足を引っ張ってる!!



宇髄さんが鬼を相手していると上から無数の帯が降ってくる。それをAさんが鬼を相手しつつ斬っていく



上で善逸達が闘っている。その衝撃で天井が崩れる



鬼の太刀筋に宇髄さんが避ける道がない。危ない、ここは俺が、と鬼の攻撃を刀で受け止める



攻撃が重い。重すぎる。流せ、受け流せ!!まともに受けたら刀が折れる!!



「炭治郎くん!!水の呼吸だ!!」



とAさんに言われる



…そうか！


力に力で対抗するなら絶対に弱い方が負ける。力の流れを見誤らず正しく受け流せ。


防御力なら柔軟な水の呼吸の方が上なんだ。


受け流するだけだったら刃毀れなんかしなかったはず。



俺は水の呼吸で受け流す。そして宇髄さんが音の呼吸で攻撃する。その隙をついてAさんが鳥の呼吸で攻撃。




役に立たないと、少しでも攻撃を減らせ。勝利の糸口を見つけろ!!




どうしようかと考えていると上からクナイが飛んできた




宇髄さんはクナイに刺さりながらも攻撃を仕掛ける




そして脚を切り落とす。



再生が遅れている。多分あのクナイは毒だ



…今だ!!俺とAさんも攻撃を仕掛ける



いける!!と思ったが



「いやあよく効いたぜこの毒はなあ」



もう毒を分解しやがった!!



そしてまた血鬼術を使ってくる。腕の振りもなしに広範囲に斬撃が飛んでくる




宇髄さんは攻撃を受け止めていたがその威力に俺は吹っ飛んだ



…あれAさんは？



その時、宇髄さんがなにかに気づき、「雛…」と叫ぶ。



その方向を見ると鬼が雛鶴さんの方へ。まずい



「よくもやってくれたなああ、俺はお前に構うからなああ」



「俺を忘れてもらっちゃ困るなぁ」と、Aさんが鬼に攻撃をする。



それに鬼はﾁｯと雛鶴さんから距離をとる。でも帯が雛鶴さんに襲いかかる




まずい、俺が守らないと…!!

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