再会をして ページ44
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あれから、無惨さんにちゃんと本当の話を知ってほしいからと言って、1度産屋敷カンパニーへ帰る事にした。
『ああぁ、なんか緊張するなぁ……』
2週間ぶりとはいえ、本当に長かった。
産屋敷カンパニーの自動ドアをくぐると、懐かしいまるで我が家かのような安心感のある匂いがする。
そしてエレベーターに乗り、自分の部署に着いた時1番最初に出会ったのは_______
実弥「ッ!?テメェ………!!!!!」
『実弥、心配かけてごめ……ッ!』
私を見つけてすぐ駆け出してきてくれた。
私の幼馴染であり、同僚であり、大好きな人のうちの1人の、不死川実弥だった。
実弥「テメェ、俺がどんだけ心配してたか分かってんのかァ………!?」
『ごめん……って、苦しい……!!』
実弥「わ、悪ィ…」
実弥の逞しい腕から脱出した私がぱっと顔を上げると、たまたま廊下の曲がり角から曲がってきた善逸くんと目が合う。
善逸「はっ…はわっ………せ、先輩っ……!!」
善逸くんは私と目が合った瞬間、わなわな震えだして駆け出してきた。その目には涙が溜まっていた。
そして善逸くんの叫び声で気づいたのであろう、他のみんながどんどんやってきた。
しのぶちゃんは手に持っていたマグカップを落として近くにいたカナヲちゃんとコーヒーまみれになるし、
蜜璃ちゃんは「Aちゃんだぁああ〜!!!!」と泣きながら叫んで隣にいた伊黒さんに抱き着くし、
炭治郎くんは伊之助くんと涙ぐみながら「おかえりなさい」って言ってくれるし、
煉獄さんは今までに聞いた事ないくらいの大声で、「よもやぁあああ」って叫びながら私と抱きついてきた善逸くん諸共抱きしめるし、
宇髄天元に関しては「いや夢だろ。早く目ェ覚ませや」とかほざいて信じてくれないし、
ここまで来たら無一郎くんには忘れられてそうだわ!!←
とにかくカオス。
そして、
村田「えっ、本当に、A先輩……なの……?」
『村田……!!』
再会できました、可愛い後輩に。
なんとも、村田は私が帰ってきたと聞いてせっかく作った書類のタワーをぐしゃぐしゃにして走ってきたみたい。
可愛い奴め。
村田「先輩、帰ってくるの遅いですよ………
あれ?この2週間のうちに太りました?」
『〆るぞ』←
前言撤回。可愛くない。
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ぽむちゃ(プロフ) - 月の狼さん» ええええぇありがとうございます!!!そろそろ完結に向かっております!もうしばらくお付き合いください!コメントありがとうございます!頑張ります! (2020年4月22日 0時) (レス) id: 9fc3d07e16 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - ちょぉぉぉ面白かったです更新頑張ってください!続きが気になります〜〜〜〜 (2020年4月21日 22時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
ぽむちゃ(プロフ) - ばなな味のあくえりあすさん» ほんとですねw 餌付けバンザイって事でお願いします!笑 コメントありがとうございます! (2020年4月13日 23時) (レス) id: 9fc3d07e16 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむちゃ(プロフ) - レモンさん» さぁすが蜜璃ちゃんですよね!惚れますw ありがとうございます!頑張ります!! (2020年4月13日 23時) (レス) id: 9fc3d07e16 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - <遅刻の理由>の最後で夢主餌付けされてるようにしか見えぬ... (2020年4月13日 19時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむちゃ | 作成日時:2020年3月20日 14時