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〈伊之助〉



「おい、A。これ、なんて読む。」

〔どれどれ。あー、これはですね…〕





Aの屋敷に来てから、数週間経った。

Aは、俺達にウマいメシをくれて、温かいお風呂とやらに入れてくれ、読み書きも教えてくれた。

最初はめんどくせー女と思ったが、Aは信用できるやつだ。




何より、Aといるとほわほわする。

よくわかんねーが、ほわほわするんだ。

きもちいい。





もんいつは、Aといるとキレる。

「お前が美少女フェイスなのは知ってるけど許さん!大体、近づきすぎだから!」

「いーなー!野生児!俺も読み書き教わろうかなー!あーあー!」

「俺は恋の手解きでも受けようかしら?!」

と、うぜーくらい騒ぐ。





でも、Aが教えてくれたから。

〔伊之助くん、何でもかんでも手を出しちゃいけませんよ。まずは、相手の話を聞くこと。〕

〔そして、わかってあげることです。〕




「相手のことなんてわかんねーだろ。」

〔んー、分からないけど、分かってあげようとすることが大事ですよ。〕




そう言って、Aは俺の頭を撫でた。

炭治郎にされるとムカつくけど、Aにされるとやっぱりほわほわしたきもちになる。

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夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月10日 16時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月10日 0時

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