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〈炭治郎〉



隠の人に連れられ、やってきた。

辺り一面が、藤の花で囲まれている。

いいにおいだ。





女隠「それにしても、華未様は今日もお美しかったわ。華屋敷に来られるなんて、夢みたいだし。」

隠「そうだな。あのお方は一際目立っているし、オーラが違う。なのに、隠の俺達にまで優しく声をかけてくれる。」

女隠「誰もが憧れる、柱だからね。」




そうなのか。

確かにとても綺麗な人だった。





隠の人達の話を聞くと、華柱さんは誰よりも強く、また自由自在に技を操ることができるらしい。

そして、柱の中でも気さくで優しく、位など気にせず話してくれることから人気も高い、と。






とりあえず、安心していいのかもしれない。

戦いで俺はもうボロボロだ。

俺だけじゃなく、きっと善逸も伊之助も。





お館様も言っていた。強くなれ、と。

華柱さんから色々なことを教わって、俺は強くならないといけない。そして、必ず。





禰豆子を人間に戻し、鬼舞辻を倒す。





隠「ほら、着いたぞ。ここからはお前だけで行け。いいか、くれぐれも華未様に無礼をするなよ。」

女隠「そうよ、そんなことしたら今度はタダじゃ済まないからね。」





〔あれ、意外と早かったですね。〕

〔こちらまで運んでくれて、どうもありがとうございました。〕

隠・女隠「い、いえいえ。そんな。こちらこそ、華屋敷に来られるなんて、光栄でした!」

〔良かったら、お茶でも飲んでいきますか?〕

隠・女隠「そ、そんな!大丈夫ですので!」





隠の人達はそう言って、そそくさと帰っていった。凄い速さだった。

そして、Aさんからは凄く優しい匂いがした。心から安心できるような、何か。





〔あ、今、安心できる匂いだな、と思いましたね。女性の匂いを嗅ぐだなんて、破廉恥ですよ。〕

Aさんが悪戯っぽく笑う。

「い、いや!!俺はその、元から…鼻がよくて。その、わざとじゃないんです。」

〔あはは、冗談ですよ。〕

〔なんか緊張しているようだったので。〕





お仲間は既に着いていらして、お部屋でぐっすりと寝てますよ。と言われ、連れられたのは大きな部屋だった。





(Aさん、優しい人だったな。)

(きっと善逸は美人だの喜ぶんだろうな。)


入るなり、ふかふかのベッドに寝かされ、その気持ちよさと疲れからかすぐ寝てしまった。

善→←議



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夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月10日 16時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月10日 0時

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