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もう行っちゃったかな、
最後に、昨日 撮影が行われていた神社に寄ってみる
今回くらいは、神様は味方をしてくれたみたいだ
「は…ぁ…はぁ… い、た」
肩で息をしながらふたりに近づいていく
ジャリ…という足音のせいか 荒い呼吸の音のせいか ふたりはこちらを振り返る
「あ、の?Aさん…?
なに?どうしたの
…もしつけて来ていたなら流石にもう厳しいけど」
見るからにめんどくさそうな顔をしつつ呆れた声を出すそらるさん
「はぁ…た、たしか…に はぁ…つけて…いたっていうのは、は…ぁ間違、いないかもしれないです」
まだ息を整えられていないためたどたどしい返答になってしまう
「相当 走ってきたみたいだけど
なにか?」
「聞いてほしいことが、あって」
息をきちんとととのえてそらるさんの目をしっかりと見て言う
さっきは怖くて顔を上げる事すらできなかった
けど今は違う
ここで目を逸らしちゃったら意味ない
怖くてもしっかりと目を見ろ
「うん。どうぞ?」
まふくんが近くにいないからか先程よりも余裕そうな声をしているそらるさん
さっきはわたしがまふくんになにかするんじゃないかって警戒してあそこまで素っ気ない対応をしていたのかな
すぐにわたしから遠ざけたくて
やっぱりそらるさんのまふくんを大切に思う気持ちは強いな
まふくんは…逃げちゃったのかな?
この宣言はまふくんにも聞いてほしかったのにな
「…できれば早くしてほしい
スタッフさん待ってるから」
なかなか話し出さないわたしに痺れを切らしてか、そらるさんが声を出す
「あ、ごめんなさい、えっと」
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ひより(プロフ) - もふぃさん» 報告ありがとうございます! (2018年12月1日 23時) (レス) id: 8d41273a90 (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - 名前抜けてますよ…!汗 あと続編楽しみにしてます! (2018年11月30日 16時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 私はまふまふさんのこと本気で大好きだから、そうだったらとても悲しいです…。 (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
カイ - やっぱりガチ恋ってまふまふさんによく思われないのでしょうか?(´;ω;`) (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - ひよりさん» いえ!解決してよかったです! (2018年11月10日 13時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひより | 作成日時:2018年8月26日 15時