大分ご都合主義な話／マホロア：�� ページ43
とりあえず耳っぽい部分をぷにぷにと触ってみた。
すぐにイヤそうに手を払いのけられる。
その反応で確信した。
「……本物だ」
「ニセモノダト思ってたノ？ ヒドイナァ」
「うぅ、だって前と違う格好だったし……」
「エ〜？ Aナラ前ト服が違ってもワカってクレルと思ったケドナァ、悲シイナァ」
うぐぐと言葉が詰まる。
だ、だってフードを深めに被っててよく分からなかったんだもん。
パッと見で分かるわけない……カービィなら分かりそうだな。
「デモコノ辺ハ最近危ないんダヨォ。さっきミタイニ急にスフィアローパーが現れテ、ヒトを襲うヨウニなってるンダ」
「うん、それはこの近くの町で聞いた」
スフィアローパーといえばエナジースフィア、エナジースフィアといえばマホロアって連想して捜しに来たんだ。
だからプププランドから遠くてもスフィアローパーの被害が増えているここに来た。
まさか本当にいるとは思わなかったけど……
「ハ？ ジャアナンデこんなトコ来たノ？ バカナノ？」
「バカって……誰を捜しに来たと思ってるの、かな！」
言い終えると同時に勢いをつけてマホロアに抱きついた。
「グフッ」と声をあげるも、負い目でも感じているのか暴れない。
マホロアを見つけることができて安心したのか、じわじわと眠気がやってきた。
「ン……？ チョ、ココで寝る気！？ セメテ離してヨォ！」
「ごめんね、今だけ抱き枕になって……おやすみ……」
木を背もたれにしてまどろんでいく。
腕から伝わってくる温もりが心地良くて、さらに睡眠を促す。
「……ボクダッテ、捜シテたんダヨ」
目を閉じて意識が完全に沈む直前にその言葉が届く。
もうどこにも行かないようにと少しだけ強めに抱き締めた。
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
