化けの皮をはがす話／メタナイト卿：�� ページ27
「率直に問おう。そなたは何者だ？」
宝剣ギャラクシアを間に挟んで、私とメタナイト卿は向き合う。
というか剣を突きつけられている。
逃げだそうにもいつの間にかソードナイト、ブレイドナイトががっちりと扉の前を固めていた。
「え、えと、ただの人ですよ！ 魔獣ではないです！」
「確かにそなたはカービィに襲いかかるどころか、随分と親しくなっているようだ。わたしももう魔獣とは考えていない」
「あれ……そう、なんですか？」
「かと言って一般人と呼ぶこともできない。あの情報はどこで手に入れた？」
一般人でも魔獣でもないなら何なんですか、ってのは私が知りたいことだ。
あとあの情報って何のことですか。私何か変なこと言いましたか。
さっきまで談笑してたのにいきなり剣を向けられ、訳が分からず涙目になっていると、卿は警戒を崩さずに語り出す。
「先ほどの会話だ」
「え？ か、会話？」
さっきは確か、ホーリーナイトメア社について話していた。
ナイトメアを叩ける機会を探っている、と。
急になぜその話題を？
「そなたは確かに「ナイトメア要塞」と言ったな」
「は、はい」
「わたしは「拠点」としか言わなかったはずだが？」
「……拠点？ ……あっ」
その言葉により即座に対話の一部が思い起こされた。
——奴の拠点についてはどうだ？
——ナイトメア要塞だったら、すぐに動き出すことはないんじゃないですか？
……ナイトメアに反撃を狙ってるなら「ナイトメアを倒す準備をしている」とか、こんな正体がよくわからない奴に言わないでよ！
会話の中でサラサラと出てきてたぞ！ ここで天然要素を出すな！
いや、ブラフのつもりで口に出したのだろうか？
卿を見てみれば、私の言葉をじっと待っている。
「メタナイト卿には、隠せそうにないですね」
別の世界からトリップしてきたことも言うしかないんだ。
元より嘘を吐く気もないけど。
大きく溜め息をついて肩を落とした。
「突拍子もない話ですよ。散歩をしていたら視界が真っ白になって、気づけばデリバリーシステムの台座？ の上にいたんです」
言葉にしてみると短いな、なんて自分でも思った。
卿の反応はというと……あまりにも想定していた答えと違っていたのだろうか。
しばし読み込むのに時間がかかっているようだ。
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
