※妙案を思いつく話／シャドーカービィ：�� ページ24
その日はセントラルサークルの雲で遊んでいた。
誰も遊ぶ人がいないな〜と退屈していた頃に、鏡の国に誰かが入ってきたのを感じ取った。
ディメンションミラーのある方を見てみると……わ、珍しいお客さんだ。
随分と久しぶりなんじゃないかな。
表のぼく、カービィが誰かを連れて、こちらに走ってきていた。
「やっほー、久しぶり！ どうしたの？」
「紹介したい人がいて、連れてきたんだよ！」
「Aっていいます。鏡の国はどんな感じになってるのかな？ って気になったから、連れてきてもらったんだ」
えへへ、と照れ笑いをしながら彼女は立っていた。
ただその姿を見ているだけなのに、心の中で何かがすくすくと大きくなっていくのを感じた。
気持ちをよく調べたくて自分で考えてみるけれど、輪郭がぼんやりとしているから、それが何かはわかんない。
でも嫌な気持ちじゃなかった。
◆
「ああっ！ お昼から大王とグルメレースがあるの、忘れてた！ ちょっと行ってくるねー！」
三人で談笑していた最中に、表のぼくがあっちに帰っちゃった。
あのカービィが食べ物に関係する約束を忘れてるなんて珍しいね、と不思議に思いつつも笑い合った後、Aが鏡の国を見たいって言うから、案内することにした。
二人であそこにいても話すこともないから丁度いいや。
そうして案内していたんだけれど……
「今はこんなに平和だけど、ちょっと前には大変なことがあったんだよ。君が入ってきた鏡がディメンションミラーって言って、元々は映し出された人の願いが叶えられるって物だったんだけど、あれが悪い心しか映さなくなっちゃったんだ」
「ああ、ダークマインドの事件ね。カービィが四つに分けられたやつ」
彼女の反応は、今まで別の世界からやって来た人たちとは違った。
Aはここに来ることは初めてなのに、まるで「元々知ってること」もあるかのような受け答えをするのだ。
表のぼくから話を聞いたのかもしれないけど、それにしては多くのことを知っている。
「ダークメタナイトも平和的なんだね。今は外のメタナイトが穏やかだから、こっちだとすごく荒れてるのかなって勝手に推測しちゃってた」
「いくら悪い部分だったからって、いつでも悪いことしてるなんてことないよ。あっちみたいにぼくたちは自由に生きてる。何かを好きになることも嫌いになることもある」
※妙案を思いつく話／シャドーカービィ：�□�←空回りはしてない話／ダークメタナイト
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
