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ナイフが43本 ページ45

チャイムが鳴り、授業が終わった

そして前には疲れ切ったタコが教卓で垂れていた


「流石に相当疲れたみたいだな」

「今ならやれるかな?」

「何でここまで一生懸命先生をすんのかね」


私は何処からかいちごオレを取り出しその味を堪能しながら様子を見ていた

「ヌルフフフフ

 全ては君達のテストの点を上げる為です


 そうすれば...!!」

タコの目がキラーンっと輝き、超どうでもいいことを力説し

なにを考えているのやらピンク色になった


あっ、いちごオレ無くなった。

「いや、勉強の方はそれなりで良いよな」

「なんたって暗殺すれば賞金百億だし」

「百億あれば成績悪くてもその後の人生バラ色だしね〜」

その会話を横目に見ながらゴミ箱にゴミを投げ入れた

...暗殺できれば、ね。


「にゅや!そ、そういう考えをしますか!?」

「俺達エンドのE組だぜ?殺せんせー」

「テストなんかより暗殺の方がよほど身近なチャンスなんだよ」

先生はそれを聞いたあと、少し考えるように間を置くと
先ほどとは違い、落ち着いた声で口を開いた

「なるほど、良く解りました」

「え?何が」

生徒達は良く解らない様子で戸惑っていた

センセイは続けて話す

「今の君達には暗殺者の資格がありませんねえ


 全員校庭へ出なさい」

顔を紫にしていった


.....え?これ私もかい??

「赤羽、これってサボったら駄目っぽいやつだよね?」

「副会長様がサボるとかっていけないんじゃないの〜???」

「ぐっ...まあ、今回は何かありそうだし、行くとしますか


 ...あ、赤羽くん?いちごオレ飲む〜?美味しいよ〜〜?」

「はあ?それなんかよりも煮オレの方がいいんだけど??」

「まあまあ、さっさといちごオレの魅力に気づけよ馬鹿羽」

「はあ!?それはこっちのセリフなんだけど?和芽さーん?」

「あ、苗字では呼ばないでくれるかな!?
 って、ちょ煮オレ投げんな!!...え何これ、サバ煮オレ....うわぁ.....不味そう」

「じゃあ飲んでみなよ〜美味しいから」

「却下、飲みたいとは思わないね。何かの罰ゲームかな?これは。
 これ飲むなんてもう味覚可笑しくなってんじゃないの。知り合いの医者教えてるよ?」

「ふざけないでくれる?正常だから」


私は赤羽と言い合いしながら外へと向かった


.....サバ煮オレって名前的にもう...不味い(失礼)

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ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーキャラクター

倉橋陽菜乃


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作者名:夜章 | 作成日時:2018年4月25日 17時

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