私はS級ヒーローです【ギャグ】【逆ハー】

第一次早朝合戦 -Episode four- ページ31

静かな朝。その尊さとは如何なる物にも邪魔をさせてはいけない。それこそが至福。

しかし、その時を脅かす音が現れ平穏は騒音により亡き者とされる。

おかしい…僕は開き直ってアラームを掛けないで寝た筈。しかしどういう事だろう。今この部屋に鳴り響く物は何だ?

否、アラーム音である。

アラームは許されない事をした。この至福の時を破壊したのだ。

到底、許される事の無い大罪だ。これ程の罪が有るか?いや、無いだろう。

僕はその罪深みアラームの破壊行動に出た。当たり前だ、この時を邪魔した罪は重いのだから。

しかし、状況は一転したのだ。

その場にあった物はアラームでも、ただの無でも無かった。

…物、と言うよりも、者だ。

そこに居たのは人間であった。

そこで即座に罪の変更が行われた。

不法侵入へと。

僕はそこに居た人間…。

…いや正しく言えばこうだろう"人型サイボーグ"に一言申した。

｢ジェノス、不法侵入も大罪だ｣

｢おはようございますAさん!｣

｢聞け｣

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