私はS級ヒーローです【ギャグ】【逆ハー】

ありえない力と -Episode two- ページ15

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これは一体どういう事だろうか。目の前で起こっている事が理解出来ない。

奴は何を言っているんだ?理科の実験?スライム?意味が分からない。

ただ、分かる事と言えば...奴はこの戦闘を楽しんでいるという事と、...サイタマ先生と同じ位の力を持っているという事だ。

信じられないが奴が一撃を放った所は抉れ、建物は完全に破壊されている。あの小さな一撃でだ。

「これは...」

バングすら目を見開き、見て分かる程驚いた表情をしている。

しかもそれだけに留まらず、片手を失ったヒーローの手を再生したのだ。

無くなった筈の場所から新たな腕が生えてくる事などありえない。

ありえない...筈だが、奴は易々とやってのけた...という事だ。

俺は気づいたら奴に、彼女に聞いていた。

「お前、何者だ...?」

彼女は俺の方を向くと少し下を向き、少し考えてからこう言った。

「神...?」

......。

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