・ ページ7
キ「最初は…一目惚れでした。
喫茶店で初めて目があったとき、なんかすっげー好き！！！って思って、
そのまま勢いで…その時はノリで告白しちゃったみたいな感じだったんすけど、でも、一緒に動物園とか行って、同じ家に住んで、生活をともにしてるうちに、
かけがえのない存在っていうか、もしいなくなっちゃったら、俺死ぬんじゃねえかなって思うくらい、大切な人になってて…
今は、あの時感じたビビッときたやつは、たぶん運命だったのかなあなんて…思ったり…したり…？」
そう言うキヨくんはみるみるうちに顔が赤くなっていった
「キヨくん、いい人でしょ」
母「うん。素敵ね…レトルトさんは？」
レ「おっ俺は…！………」
母との会話はキヨくんやレトさんにとっては、とても緊張するものだったと思うけど、これから家族になっていく人だから…
キヨくんが、今回の帰省でお母さんともお父さんとも仲良くなれたらいいな…
……………………………………
？「ただいまー」
今まで笑顔で団らんしていたリビングの空気がピシッと張り詰めた。
父「おお、拓哉くんも玲斗くんも、いらっしゃい。ごめんね、すぐに顔見せれなくて」
母「ほんとよー。緊張してるからって、釣り堀に逃げることないでしょう？」
父「いやあ…なかなか釣れなくてね！」
キ「お父さんはじめまして！清川拓哉と言います。Aさんとは、1年前からお付き合いをさせていただいてます。」
父「ああ、Aからたくさん聞いてるよ。じゃあ最初はキヨくんから聞こうか。」
姉「…じゃあ、私と玲斗は上にあがってるわ。終わったら呼んでね」
「わかった。」
……………………………
父「もう二人は同棲してるんだろう？」
キ「はい！本当は同棲する前に挨拶に伺うべきだったのですが…事後報告のような形になってしまい、すみません…」
父「それは全然問題ないさ。Aからなんとなくは聞いてたしね。何も心配してなかったよ」
キ「…………あの…お父さんは、俺の職業に対して、何か思いますか…？」
父「そうだなぁ…確かにゲーム実況者というのは、一般的には収入は安定しないだろう。
でも、キヨくんもレトルトくんも普通の会社員の何十倍も稼いでるだろうし、Aもやっているから……
特に不安はないよ。キヨくんも、今日話してみて、いい人だったしね…
……娘を…よろしくお願いします」
母「私からも…お願いします」
キ「必ず娘さんを幸せにします」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雑食の林檎 x他2人 | 作成日時：2020年12月6日 0時
