兄 ページ5
姉「あー！いたいたー！おはよー！」
「おはよう…レトさんガチじゃん…。」
キ「まじかよ…お前なんで俺に言わねぇんだよ…w」
レ「いやあ、もうAちゃんに伝わってるかなと思ってなあ」
姉「ごめんごめん忘れてたわw」
朝8時半、私達は羽田空港で待ち合わせをした。
飛行機は9時半離陸。新千歳空港までは1時間半くらいだから…
11時到着。そこから１時間バスに乗って私達の実家まで向かう。
レ「どうしよう…めちゃくちゃ緊張してきた…」
キ「俺も」
「お母さんとお父さんには言ってあるの？」
姉「うん。婚約者を連れていきますって言ったら、じゃあその日の晩はパーティーね！だって」
「のんきな母ね…」
レ「娘たちがそれぞれ幸せそうにしてて嬉しいんだよ。きっと。」
「そうなのかなあw」
『新千歳空港行き ○○○便 の検査口が開きました。ご搭乗の方は○番まで………』
姉「そろそろ入っちゃおうか」
キ「そうっすね。時間も丁度いいくらいだし。」
……………………………………
売店でお菓子や飲み物を買って、飛行機に乗り込む準備を済ませた。
姉「私トイレ行ってくる。Aは？」
「うーん、私はいいや。」
キ「俺は行く。レトさんこの荷物持っててー。」
お姉ちゃんとキヨくんはトイレに行ってしまった。
レ「……ふたりのご両親にあうのはめっちゃ緊張するけど、北海道は久しぶりだからちょっとワクワクしてるんだよなあ」
「北海道なんて何もないよ。日本がっかり観光地ランキング１位の時計台くらいでしょw」
レ「ww……もし余裕あったらAちゃんのお姉さんと観光もできたらなあなんて」
「この時期は雪がきれいだから、それ見に行ったらいいんじゃない？」
レ「でもぉ…お姉さんもう見慣れちゃってるんじゃない？」
「まあたしかに寒いとこに住んでたら珍しくはないだろうけど……でも、レトさんと行くところならどこでも楽しいんじゃないかな」
レ「そう……かなあ…」
「………レトさんが私のお兄ちゃんかぁ……レトにいって読んでほしい？」
レ「ええ〜？Aちゃんならいいよお？」
キ「レト兄、人の彼女取んなよーw」
レ「うわっなんか来た！？」
姉「レト兄www」
レ「もー皆して俺のこといじるじゃんw」
姉「ごめんてw」
「いいじゃんねえ？」
レ「Aちゃんはいいけど…」
キ「ほらレト兄飛行機乗るよーwww」
レ「おいw」
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作者名：雑食の林檎 x他2人 | 作成日時：2020年12月6日 0時
