・ キヨside ページ6
午前8時50分
今日はAちゃんと動物園に行く。
昨日の夜いきなり言っちゃったけど、大丈夫だったかな
今日が楽しみすぎて、待ち合わせは9時なのに8時半からここにいる。
いつも遅刻ばっかしてるのに、俺すごくね？
小走りでこっちに来るAちゃんが見えた。
一瞬止まったあとこっちを向いて笑顔になった。
ちょっと可愛すぎねえか
ムートンブーツ、ベージュのロングスカートに白いニットその上に黒いアウター、赤いマフラー。
何分析してんだ俺。はずっ。
でも赤いマフラーとか、意図せずお揃いじゃん。
なんか嬉しいな、こういうの
「すみません！待たせちゃって！」
もう全然待ってない。Aちゃんのためだったらいくらでも待てる。
キ「ううん、俺も今来たばっかりだし。むしろ早いくらいだよ？待ち合わせ10分前」
「いや、それでも、清川さんのことを待たせちゃったのは…」
キ「いーの！」
優しいし可愛い…。あの時なんかびびっと来たのは間違いじゃなかったな。
気遣いもできて言葉遣いもマナーもしっかりしてるし。ここまで出来た女性なかなかいないんじゃないか。はあ、かわいいかわいい。
気づけば俺は、
Aちゃんの頭をぽんぽんしていた。
おい、やらかしたぞ俺、これは…
Aちゃんの顔も真っ赤だし、これは怒ってるな
キ「あっごめんね！頭触られるの嫌だったよね」
「違うんです！嫌じゃ、ないんです。びっくりしちゃっただけです！」
Aちゃんは顔を勢いよく上げて俺と目をあわせた。
キ「…………そっか。それならいいや。」
そんな真っ赤な顔で見つめられて……俺はどうしたらいいんだよ！！かわいい！！
「と、ところで、今日はどこに行きましょうか」
キ「そうだね、今日は…動物園に行こうと思います！」
昨日めっちゃ最俺の皆に相談して決めたやつ！
最初はらぶほ？とかクソみたいな意見しかなかったけどな！
『Aちゃんを大切にしたいからそんなことはしません』つったらフジうるさかったな
「やったあ！！」
かわいい。
可愛い以外の形容詞が思いつかない呪いにかけられたよ俺
キ「喜んでくれてよかった〜！」
「キヨさんと行くところならどこでも楽しいと思いますけどね」
はっ？！やばっ？！え？！
キ「えっ………ほんと、あさかちゃんそういうとこ可愛いわ…」
「でしょ〜」
Aちゃんはまだ大学生だから、俺は大人に振る舞わないと。
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雑食の林檎(プロフ) - *〜ゆら〜*さん» コメントありがとうございます!!ゆらさんのお陰で頑張れます!!これからもよろしくお願いします (2020年8月30日 2時) (
レス) id: 0a1352cbdd (このIDを非表示/違反報告)
*〜ゆら〜* - 面白いより自分がその気になります。頑張ってください…!! (2020年8月30日 0時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食の林檎 | 作成日時：2020年8月16日 13時
