・ キヨside ページ25
キヨside
レトさんからの連絡で目が覚めた。
勝手に一人で恥ずかしくなって避けるとか…
最低だな、俺。
レトさんAちゃん、今〇〇駅にいるよ。来れば?
そうだ。一人で反省会なんてしてる場合じゃねぇ。
今すぐAのところに行って、謝らねぇと。
俺は家を飛び出して、走った。
……………
Aside
だいぶ涙は落ち着いて、駅のベンチに腰掛けた。
今日は帰りたくないな…
でも東京に来てちょっとしかたってないし、ホテルとか全然わかんない。
北海道はこんなに人通りが多くはなかったし、家族がいたからいつでも安心できてた。
キヨくんのいない東京は寂しいよ…
？「ねえ、お姉ちゃん一人？」
「えっ？」
顔をあげるとふたりの男の人がいた。
歳は同じくらいだろうか。見た目は凄くチャラそう。
？？「えっ、君かわいいね！」
？「よかったら俺らと遊ばない？今夜だけ」
「い…いや、遠慮させていただきます…」
？？「そう言わずにさ！ちょっとだけお酒飲むだけだから！俺らに付き合ってよー！」
ね？と言って彼らは私の両隣に座ってきた。
私は怖くなって立ち上がり
「いやです！私帰らなきゃいけないので…！」
そういった。瞬間、彼らの顔は鬼のような形相に変わった。
私の腕をガシッと掴んで
？「何もしねぇから。付き合ってくんない？」
二人はしつこく私に絡んでくる
「は、離してください！やめて…！」
さっき収まった涙がまた出てきてしまった。
キ「お前らなにしてんの。」
私の目の前にはキヨくんがいた。
「キヨくん…？！」
？「連れいんのかよ。そうならそうとハッキリしろよ…ﾁｯ」
彼らは早々に私の手を離して人混みの中に消えていった。
「キヨくん…？」
キ「ほんと…ごめん。昨日も今日も。」
「え？ううん、キヨくんイベントで忙しいんでしょう？いいよ」
キ「いや…イベントっていうの…実は嘘なんだ。昨日の夜でなんとなく気まずくなっちゃって。俺が勝手にAのこと避けてた。ごめん」
昨日……あの…キスのことか…！ぼんやりと思い出せる。
「そんなの…気にしなくていいって言ったのに…」
キ「ほんとにごめん。………あと、レトさんから聞いちゃった。」
「？…何を？」
キ「A、最近ストーカーいるんでしょ？」
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雑食の林檎(プロフ) - *〜ゆら〜*さん» コメントありがとうございます!!ゆらさんのお陰で頑張れます!!これからもよろしくお願いします (2020年8月30日 2時) (
レス) id: 0a1352cbdd (このIDを非表示/違反報告)
*〜ゆら〜* - 面白いより自分がその気になります。頑張ってください…!! (2020年8月30日 0時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食の林檎 | 作成日時：2020年8月16日 13時
