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「そう、知ってるなら話が早い♢ボクは除念師を探してる♧」
ヒソカは濡れた髪をかきあげた。くそ、水も滴るイイオトコ…とでもアピールしているつもりか。騙されんぞ、私は！！
「じゃ、今度はボクが質問する番♡まさか、そのことを聞くためだけにクロロに会いにきたわけじゃないよね？」
「そうだけど」
ゴンがあっさり答えてくれたので、私たちは顔に出さずともホッとした。ヒソカが身支度を整えている間、私たちはヒソカに聞こえないよう話し合っていた。
「…さて♢」
ビスケがか弱い少女よろしくヒソカに駆け寄った。
「あの、仲間になっていただけませんか？」
猫かぶり具合には同じ変化系のキルアでさえ、引いていたが。
「ん、いいよ♡ちょうど退屈してたところだし♧」
ヒソカを仲間に加えた私たちは、森の中を歩いていた。
「あいつは嘘をついている。というよりは本当のことを言ってない感じね」
「…なんでそんなことわかるんだよ？」
「カンだわさ」
「カン！？」
驚くキルアを尻目に振り返ったビスケは得顔にニヤリと笑った。
「五十年もウソツキやってりゃ、わかるもんだわさ」
ゴンとキルアが楽しそうにおしゃべりしている中、ビスケが私にだけ見えるように人差し指を立てた。
〈ヒソカの一番近くで、見張ってて〉
私は
先頭をゴンとキルアが歩いていたのだが、突然二人がビクッと止まった。
どうかしたのか、と言おうとしたが、
「オイヒソカ！！前歩けよ！！」
どうやら、少年二人のケツにご執心だったようだ。こんな時まで油断ならない奴め、全く。
「そうぉ？キミたち二人を見ていると、退屈しないのに……ま、別にいいケド♤じゃ、キミも一緒♡」
「何で！？」
私は嫌がるふりをしながら、というか本当に嫌だったがヒソカに腕を掴まれて先頭に来た。
「背、伸びたねェ♢それに、強くなったじゃないか♡」
ヒソカは心底愉快そうに笑った。
「ボクは結構キミのこと好きだけど、キミは違うのかい？」
ため息をつきたかったのに、ヒュッと喉が鳴った。
「どうして好かれてると逆に思ったの……」
今度こそ、盛大なため息が漏れた。暇人が考えることはわからない。
暇人？おかしい、彼は除念師を探してここへ来た。だから「退屈してた」なんてのはあり得ない。
退屈している、が本当とすればもう除念師を見つけていることになる。
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Ash(プロフ) - かなめさん» かなめさん、こんにちは。更新遅くなってすみません。ヒソカ推しの同志がいてくれて嬉しいです。 (2020年3月19日 11時) (
レス) id: 15c859a546 (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 更新お疲れ様です！ヒソカ推しなのでかっこいい姿が沢山あって嬉しいです (2020年3月16日 12時) (レス) id: 70bd3babc7 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - スーパーヒソカタイムめっちゃ笑いました！！更新がんばって下さい！ (2018年3月10日 21時) (レス) id: 2984f0eef0 (このIDを非表示/違反報告)
鉄子(プロフ) - キングダムっぽい技ですねwトーンタンタンは技の掛け声として最高です！w楽しく読まさせていただいています！がんばってください！ (2017年11月24日 22時) (レス) id: a0856aab8c (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 待ってますね！頑張ってください！ (2017年11月22日 18時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
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