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重い目蓋を半分ほど持ち上げて、まず視界に入って来たのは木目の天井だった。日はとっくに沈んでいるのか、天井と壁の境目が暗くて曖昧だ。
私は寝そべっているのか。それも、仰向けで。痛むところは、ない。
急速に覚醒していく頭脳で、周囲の状況を確認していく。小さな窓が少しばかり月明かりを取り入れていた。
起き上がる前に、目だけ動かして横を見ようとした。鼓動が、うるさい。体が反射的に痙攣しそうなのをなんとか堪えて、静かに静かに息を吐き出した。
「…あぁ、起きた？」
聴き慣れているはずの声。でも、顔がよく思い出せない。そもそも、今日は何日だ？なぜ私はここに転がっている？
「……だれ」
舌ったらずな呼び声に、彼は楽しそうに笑った。
「ボクだよ、ヒソカ♡」
水飴みたいに、甘くて粘っこい声音。周囲に危険がないと見て、そっと寝返りをうとうとした。
鈍い腰痛にうめいた自分の声が枯れていることにようやく気づいた。
続く (更新停止中)
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零連 - ほんとに面白くて四リピ目です‼️！更新待ってます！！！よかったらまたお話し書いてください！ (3月11日 21時) (
レス) id: 910b9bde0e (このIDを非表示/違反報告)
伊波トウナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます！ (4月30日 9時) (レス) id: ce08f5279c (このIDを非表示/違反報告)
まっちー(プロフ) - 面白くて一気に全部読んじゃいました！更新待ってます！！ (2022年2月17日 17時) (レス) @page4 id: b24cb3b8cd (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 面白かったです！これからも頑張ってください！ (2021年3月13日 4時) (レス) id: 80f519255c (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - いつも楽しく読んでます！Ashさん天才すぎて！！これからもがんばってください･*･:≡( ε:) (2020年7月9日 14時) (レス) id: 33577d4864 (このIDを非表示/違反報告)
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