【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。弐！

63.色々ブレない ページ23

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「一見小柄な無一郎、しかし脱ぐと筋肉凄い割れててばりばり男ってどんなギャップだよ。包帯からチラリズムしてる筋肉が私の心を惑わせます」

「意味の分からないこと長々と話さないで」

「だってもう！無一郎君の男らしい胸筋が本当に素敵すぎて!!触りたいなーとか思ってみたり」

「嫌だ」

「デスヨネ」



無一郎君が寝ているベッドにばふーっと頭を乗せながら喋る。現在、新たな任務が伝達されるまでこの病院に留まっているのだ。



君の男らしい筋肉が凝固してて本当目の保養です。しっかり筋肉、しっかりちゃっかり筋肉してる。

夢女を喜ばせようとしてくれてるの？君の筋肉は夢女には喜ぶどころかキュンで死ぬので辞めて頂きたい。





「もうこういう無表情に限ってむっつりなんだよね！喜び要素満載なんだよね！好き」

「勝手に決めつけないでよ」

「しかもさっき無一郎、生死って言ったよね。せいしって言ったよね。精・・・」

「変態、ド変態」




私の言いたいことを悟ったのか無一郎君の怪訝な眼差しが私を見つめてきた。


14歳の君に下ネタ言ってごめんね。下ネタ言う女子ってモテないんだって。・・・いやだってさ、最推しから生死(せいし)なんて言葉が出たらさ。ねぇ？





「そんなだからモテないんだよ」

「おっふ」



最大の地雷が襲ってきた。



「むいちろ、私結構、モテる・・・の、よ」

「嘘つかないでいいよ。君性格的にモテなさそうだもんね」

「私、もて」

「大丈夫」


・・・えっ、いや何が大丈夫？？



いやそりゃあ無一郎君は無表情キャラで毒舌で可愛くて、でもカッコいいってギャップがあるからモテるでしょうね。男にも女にも。そして私からも大層モテてるよ良かったね。

・・・・・・良かったね！！




「もうなんで無一郎君はそんなカッコいいの!?もう無一郎の細胞が好きだわ。人間の細胞って37兆あるんだって。待って全部好き」

「ぶれないねA。そういうとこだよ」

「ちゅき♡」

「気持ち悪い」

「ごめん私も言い方キモいなって思った」




そしてブレない無一郎君との会話ね。今考えると推しとこうやって話せてるって本当凄い事なんだよね。これが夢だったら過去一悲しいやつだろう。


無一郎の顔を見ながらうんうんと独りでに頷いていれば、カァカァと鳴いて私を呼ぶチャッピー。





「なになに、どうしたの？」

『次ノ任務ダァア!!場所ハ那田蜘蛛山ァ!!!!』

「おっと？」



なたぐもやまだと。

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