【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

7.始まりのいっぽ ページ8

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「私はA！」

「俺は炭治郎。って何故首に手を回しているんだ？」

「お姫様抱っこをもっと実装して欲しかったから！そして炭治郎ぼでーを触りたかったから!!」

「……え？」



最初は抑えていたこの性格も、数分と持たず出てしまった。初対面の時は膝下抜けて可愛い子、というイメージだろうが今は若干引いている。

炭治郎の理想女性は鈴蘭や芝犬に似た人、だったっけ。私には遠く離れてますね。


いやでも芝犬はぎり！ぎり入ってるよな！！



「可愛いよ！炭治郎！」

「初対面なのに可愛いって、俺を知ってるのか？」

「前世から君を知ってるよっ！！」

「……そう」



絶対嘘だと思ってるな。私の愛は前世から受け継がれてきたんだぞ。

なんだよ子犬みたいな顔して可愛いな。私の母性を煽っておられるのだろうか生炭治郎君は。生卵みたいに言っちゃったわ。可愛いなぁ。



「ごめんね、そろそろ降りるよー！」

「ああ、もう大丈夫なのか？」

「出来ればもうちょっと触っていたいいああ!?」



全て言い切る前に地面に下ろしてくれた炭治郎。

聞いた意味。扱われ方が何処と無く善逸に似ている気がするのは気のせいか。気のせいだよな、な。




「もうすぐ階段登りきるね！最終選別ってどんなことするのかな？」


なんて、わざとらしく聞いてみる。

確か七日間生き残ること、だったっけ。




「俺も知らないんだ。君はどうして鬼殺隊に入ろうと思ったの？見たところか弱そうなのに」


・・・んっ！？ちょっと待てよ、強いんだぞ私！性格で判断するなよ！！



まあ、鬼殺隊に入らないと物語が進まないしね。


「天使に会うため！」

「それは死にたいってことか？」

「あー、違くて！天使だと思うくらい好きな子達に会うため！勿論炭治郎も天使だよ!!」

「？」





きっと今の発言で炭治郎に謎を与えてしまったなと感じる。

どうしよう、炭治郎が動いて喋ってる。アニメで見た時より確実にリアルだ！こんなにリアルな夢は無いだろう。


「……最後のいっぽ！」



炭治郎と最後の一段を登った瞬間、私の物語が始まった気がした。

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