【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

19.善逸の気持ち ページ20

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俺にとって死に場所になるかも知れない最終選別で、言わば最悪の場所で最高な出会いをした。

爺ちゃんに殴られまくって来ざるを得なくて来た最終選別。その時は本当に嫌で嫌で仕方なかったけど、そこで天使みたいな女の子を見かけたんだ。



俺、あんな可愛い子見たの人生で初めてだわ。幻覚とも思ったもん。名前はAちゃん。

多分一目惚れだと思う。





「善逸が愛しい！光輝いてて眠れない!!」

「嬉しいけどちょっと今そういうこと言うの辞めて貰えるっ!?理性と葛藤中なんだから!!」




あーもう、何でそんな可愛いこと言うの。



鬼に追いかけられてた俺をAちゃんが助けてくれた。もう運命かと思ったわ、感謝するわ運命。

話してみたら何故か俺の事が好きだとか褒めてくれてびっくりした。だって、そんな事言われる耐性持ってないし俺。悲しくなる言わせんなよ!!



とりあえずAちゃんの初めて奪おうとしてる炭十郎とかいうやつ許さねぇ。血祭りだ血祭り。




「そろそろ寝よっか？睡眠大事だし！」

「そ、そうだね!?寝れるかな俺」





めっちゃ良い匂いするし！アーッ!!無理勿論良い意味で！！！！



でも、Aちゃんは何で俺をこんなに褒めてくれるんだろう。会って間もないってのもあるけどさ、一番は俺にそんな魅力ないんだもん。今まで褒めてくれる人なんて爺ちゃんくらいだったし。

……なんて考えがふと言葉で出ていた。




「Aちゃんはさ、俺のこと、何でそんなに褒めてくれるの？」

「思ったことを口に出してるだけだよ！」

「……嘘だよ」




嘘じゃない。嘘の音が少しもしないのは分かってる。


俺本当にそんなに褒めてもらったことなくて。本当に君に褒めてもらえた時何かが救われた。その言葉が嘘だとしても俺は君に救われたんだ。




「弱虫でも泣き虫でも良いんじゃない？少ししか共に時間を過ごしてない私が言うのもアレだけど、善逸には芯がある。と私は思う。善逸は人一倍優しくて本当にかっこいいよ。一緒にいて分かったもん私、感鋭いんだ」




……ほら、またそういうこと言う。


俺って本当単純なんだ。そういうこと言われただけでさ、凄い好きになる。叶うか分からない恋に自分からつっこんでっちゃうんだから馬鹿だよね俺。




「Aちゃん、ありがとう」





___でも、無謀だとしても、この恋を頑張ってみたいなーって。君に俺を写したいって思っちゃったんだ。

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