すいません、ドタイプです。【赤 葦 京 治】��

ドタイプ70 ページ22

部活後帰宅した私は昼ご飯も食べずに前々から決めていた服に着替えた。




そしてポニーテールの跡が残った髪を梳かしてアイロンで真っ直ぐにしてナチュラルなメイクをこの完璧な顔面に施す。そう、全ては赤葦くんの為に!!!←




お気に入りのピアスとネックレスも付けて準備バッチリ!!




『うん、超可愛いよ私!!』




鏡の前でそう自分に言い聞かせる。




いや、言い聞かせなくても私は可愛いの自覚済みなんだけどね。テヘッ♡←




あ、デニムジャケットは着るより羽織る方がいいかな?とか微調整して自分が納得行くスタイルになり、いざ赤葦くんの元へ!!!




赤葦くんどんな格好で来るんだろう〜!!楽しみで楽しみでニヤけちゃうね、ぐへへへ。←




.




練馬駅に着くと意外と人が多かった。まぁ、休日だからこんなもんか。




赤葦くん見つけるの大変かなって思ったけど赤葦くん背高いし顔面が良過ぎるからすぐわかるよね!!




そう思いながら周りを見て赤葦くんを探していると、少し離れた所に黒髪癖っ毛高身長和風イケメンこと赤葦くんが立っていた。




いた!!もう立ってるだけで、存在してるだけでかっこいい♡




『あ、赤葦くん!!』




そう言って赤葦くんに駆け寄る。




「部活お疲れ様、横山さん」




ﾌﾞｯﾊ!!!




エッ、待って待って待って???イケメン過ぎて軽率に死んだんだけど???




赤葦くんは7分袖の黒Vネックに濃いめのジーンズ、白のスニーカーを身に纏っている。




いやいやいやいやいや!!こんな冷静に解説してる場合じゃない!!!だって!!!赤葦くんの鎖骨丸見えッッッ!!!色気!!!幸!!!←




しかもジーンズの色が私のと似てる!!近い色!!優勝!!!




腕時計なんかしちゃって!!私もその腕時計になりたい!!




『ありがとう!!赤葦くんも遠いのにお疲れ様』




いやマジで土下座するレベルで来てくれたことに感謝だよ赤葦くん。




「ありがとう。お腹空いてたりしない?昼ご飯は食べた?」




ひぇ〜そんなことまで心配してくれてるの…?♡




昼ご飯食べてないけど。←




『うん、大丈夫!!赤葦くん、スタバ行こっか!スタバで大丈夫?』




気になるメニューあるしスタバで勉強してる人多いしね。




「問題ないよ」




『じゃ、行こー!!』




微笑む赤葦くんに一瞬で殺られながらも駅の中にあるスタバへ向かった。




私は赤葦くんと一緒に2人っきりで過ごせること、独り占め出来ることに優越感を感じていた。




赤葦ファン達よ、私の勝ちだ。←

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