今日から死んだ兄に代わって炎柱になります

弐ノ炎 ページ4

夢主side


柱の皆様の気持ちは別室で聞いていた

無理はない、兄の死にまだ切り替えができていないの私も同様である



それに否定してくれる、つまり兄の実力や功績が認められている証拠である

それを私はとても嬉しく思う



だからこそ、私は柱になるのだ

兄がこれから先もっと繋いで重ねていくはずだったことを私が代わりに繋げていく






『お久しぶりでございます、柱の皆様
煉獄杏寿郎の妹の煉獄 Aでございます

兄に変わり、あの鬼の首に刃を振るうためにもう一度刀を手に取りました


実力に不信があるのならば、1度稽古をつけて頂きたく存じます』





深々と頭を下げ、頭を上げ見据える

私はここで引くわけにはいかない




宇髄「煉獄妹…お前、嫁ぎに行くって言ってなかったか…？」


しのぶ「そうです、なぜあなたがここへ」




疑問に思っても仕方がない

私は数日前に、柱の皆様に嫁ぎに行くのだと話していたからである



『結婚はやめました
元々好意を寄せていなかったことから後悔はないのでご心配なく

何故かと言われても、ただ一つだけ【兄の仇討ち】という他ありません



…なので、反対されても認めていただけるまでは引きません』









御館様「この通り、彼女は強い意志を持っている
杏寿郎に劣らない程のね

だからこそ、認めてやって欲しいと私は思っている」




御館様のこの一言があってか、分からないが
最終的に伊黒さんも宇髄さんも不死川さんも

他の柱の方々も認めてくれた









兄上

貴方の想いを繋ぐ為に、1歩踏み出し進むことが出来ました


しかし思うのです、私にできるのかと

なので兄上見守っていて下さい



そうすれば、できるような気になるのです

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