14.守れない ページ15
敦side
あれから暫く、僕は芥川と戦っている
最近、僕自身結構強くなった気がしていたが...
敦「くっ...!」
それは芥川も同じらしい
それよりも...
ちらり、と彼女を見る
今、彼女が息をしているのかどうかさえ分からない
敦(僕がもっとしっかりしていれば...!)
芥「貴様によそ見ができる暇などあるのか?」
敦「しまっ...!」
身体に痛みが走る
敦「ガハッ...!」
痛みに僕は膝をつく
完全に油断していた...!
芥「悪いが、今は貴様と殺りあうよりも優先すべきことがある。
...暫くそこで転がっていろ。」
そう云って立ち去ろうとする芥川
待て...と声を出そうにも痛みで声にならない
瞬間。風のように何者かが芥川の喉を掠める
?「行かせない。」
間一髪で何者かの攻撃を避けた芥川は後ろを向く
芥「鏡花...!」
僕は鏡花ちゃんの方を見る
敦「!鏡花ちゃん...!
あの人は?」
泉「太宰さんたちに預けてきた。」
キッ、と鏡花ちゃんは小刀を持ち、相手を見据える
泉「...!」
互いに相手の動きを見極めながら戦いを始めた
敦(Aちゃん、鏡花ちゃん...ごめん。)
嗚呼、また守れなかった...
______
痛い、苦しい...
誰かと誰かが戦っている音がする...
死神でも化け物でも呪いでも何でもいい
私の中に居るんでしょう?
大切な人達を守るために力を、貸して...
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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時