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光26 ページ27

カディ「さてと……スレイ、そこの人間に村長はあーなったことがあるのか聞いてくれ」

洞窟から出ていったのを見るとカディッシュがスレイに言う

スレイ「あ、うん」

カディッシュの言葉にスレイは頷くと憑魔になっていた人間に近付き聞き始める

カディ「で、お前らは落ち着け」

スレイが憑魔になっていた人間に向かうとカディッシュはおろおろするライラにやや混乱ぎみのユウナとそれを落ち着かせようとして慌てるロゼとデゼル、機嫌が少し悪くなったエドナに言う(ミクリオはスレイに同伴)

ライラ「は、はい」

ロゼ「う、うん」

ライラとロゼのみ返事をして二人以外の三人も深呼吸等で落ち着かせようとし始める

カディ「……で、落ち着いたか?」

暫くするとカディッシュロゼ達に聞くと頷く

ハーレイ「スレイとミクリオも戻ったぞ」

ロゼ達が落ち着かせようとしている間、スレイ達の様子を遠目にずっと見ていたハーレイがカディッシュに言う

カディ「応。どうだった?」

ハーレイの言葉にロゼ達から視線を移し、カディッシュはスレイに聞く

スレイ「調子は悪いことあったけど、あそこまで酷いのは無かったって……」

カディッシュに頷くとスレイは聞いてきたことを言う

カディ「……了解だ。ユルールん所に向かうぞ。そろそろ終わってるだろう」

スレイの言葉に少しだけ考えるとカディッシュは洞窟の外を見て言う

ハーレイ「ああ……」

カディッシュの言葉にスレイ達と同じく頷くと外へと向かう

ピュウイ「キュイ……」

ペロッとハーレイの頬を大丈夫?というようにピュウイが舐める

ハーレイ「ピュウイ……大丈夫だ」

頬を舐めたピュウイの喉の辺りを撫でながら言う

洞窟の外に出ると村人達がユルールと村長の少し離れた場所で周りを囲んで心配していた

そこからさらに少し離れた場所でハーレイ達も村長を心配し見つめる

ユルール「出来うることはしました……今はこれで大丈夫かと……」

息を吐きユルールは少しだけ疲労が見えるものの微笑んで村人達に言う

ユルールの言葉に村人達はホッとしたように顔を見合わせあう

スッとその場からユルールは離れスレイ達の下に向かう

スレイ「村長さんは……!」

近付くユルールに村長のことを心配しながらスレイが聞く。その隣でハーレイも心配そうにする

ユルール「大丈夫治療は終わったよ……今はこれで大丈夫だとは思うよ」

スレイとハーレイの二人に安心させるようにユルールは言うのだったー…

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作者名:クーシー | 作成日時:2018年3月24日 22時

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