▽続き ページ47
楠野side
「末澤さんっ！！」
松竹座が無事終了して...
私はすぐに恩人の元へ駆け寄った。
「さっきはホンマにありがとうございました...！！」
末「ん？あぁ、別にええよ。」
給水をしながら
こちらを振り返りニヤッと笑う末澤さん。
「ホントに感謝しても感謝しきれんくらいです！」
末「楠野さんが頑張っとるからやで。俺やって頑張ってへん子応援した無いし。」
頑張っとるって言うてもらえて
素直に嬉しかった。
末「これから仲良くせえへん？」
「...ええんですか！？」
予想外の展開に
つい大きな声が出てしまう。
末「ええよ。俺の事は誠也でええから。」
優しい声に甘えて
「...誠也さん！」
と呼んでみる。
すると彼は不満げな顔で
末「せめてクンで呼んでや。さんは何か嫌やわ。」
なんて要求してくる。
「誠也くん...。」
慣れない呼び方に
少し戸惑う。
末「おん、それでええな！よろしくな、A。」
それでも誠也くんが明るく笑うから
私も嬉しくなっちゃうんや。
「よろしくお願いします！」
末「慣れたら、タメで話そーや。今は敬語でもええけどさ。」
「が、頑張ります！」
先輩にタメなんて使える日、来るんやろうか？
せやけど、そうやって言うてもらえることが
幸せで仕方なかった。
その後も、2人で談笑しとったら
向「新しい友達出来たん？？」
「康ちゃんさん！！」
康ちゃんさんが来た。
向「さん付けせんといて(笑)」
「康ちゃん...？」
向「それでよし。」
「康ちゃんもありがとうございました。」
向「いや...俺何も出来ひんかった。」
「そんな事ないです！！康ちゃんが居ってくれんかったら、私ここまで来れへんかったから...。」
向「ホンマ...？」
「はい！挫けそうな時、何度も助けられました。」
向「んは、むっちゃ嬉しいねんけど！なぁ、末澤！」
末「せやなぁ(笑)」
向「せや、俺にもタメ使ってや！」
「えぇっ！？」
向「お堅いの好きやないねん。礼儀は大切やけど、俺ら友達やん？」
友達...。
久々なその響きは私の心を溶かしていく。
「おん！よろしくお願いします！」
末「結局敬語(笑)」
向「まぁ、ちょっとずつ慣れてこや！」
お友達も出来て
初めてステージにも立たせてもろて
少しは成長出来ているんやろか。
これからも成長せなあかんなぁ。
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咲良(プロフ) - みぃ☆さん» こちらこそよろしくお願いします(*´ω｀*)『関ジュの花』、『少年たち』も、私たちの別作品も楽しんで読んでいただければ嬉しいですッ！ (2019年10月4日 22時) (
レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - はい、okです♪ありがとうございました！！咲良さん、涼音さん、これからも、よろしくお願いします。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: c6d72d9d14 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 涼音さん» なんもだよ〜！あ、明日から来週までテストだから少年たち更新できない！！ごめんね(><)そーだ、TikTok荒らしといてね(*´ω｀*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - 咲良さん» おけまる〜！ありがとう！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - はい！大丈夫です！！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: c6d72d9d14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良 | 作成日時：2019年9月19日 22時
