▽続き ページ37
楠野side
「失礼します。」
震える足を叩いて
ジャニーズ事務所の社長室のドアをノックする。
『入っていいよ。』
ジャニーさんが温かい声で出迎えて下さる。
中に入ると
ジャニーズの方々の写真が所狭しと並んどった。
あんまり詳しくない私でも
知ってる方達ばかりで
ジャニーさんって凄いんやなって
改めて感じる。
『You達、覚悟はあるかい？』
覚悟...。
『当然ジャニーズには女の子は居ない。最初は受け入れて貰えないかもしれない。それでも、駆け抜ける覚悟はあるかい？』
駆け抜ける...覚悟は...
「...正直、ないです。」
倉「...え。」
「...駆け抜けるのは多分...ムリです。でも...」
これが私の正直な気持ち。
「1歩ずつ着実に前に進んでいきたいです。途中で投げ出すつもりはありません！」
倉「...！私もですっ！私...弱くて、辛いことがあるとすぐに逃げちゃう性格で。でもそんな自分を変えて1人でも多くの人に笑顔を、希望を届けたいんです！」
「「お願いしますっ！！」」
数秒の沈黙があった。
心臓の音が部屋中に響くようで
すごく怖くなる。
『ははっ！やっぱりYou達サイコーだよ。』
ジャニーさんは私達の頭をわしゃわしゃーっと掻き回した。
今まで感じたことの無いような
優しい温もりだった。
『ようこそ、ジャニーズ事務所へ。』
これから、ここで頑張っていくんや。
麻衣と2人で...時代を創るんや。
『あ、そうだ。You達、バラバラになるから。』
「...へ？」
『Youが関西ジャニーズJrとして、そっちのYouは東京ジャニーズJrとして活動してもらう。』
倉「...。」
『早速投げ出すのかい？』
「そんなこと絶対にしません！」
倉「Aが居なくても、頑張ります！」
『ははっ！その意気だよ。頑張ってね。』
あぁ、前途多難やわ。
でも
絶対に投げ出されへん。
ジャニーさんの下さった温もりを
沢山の人に
分け与えるのが
この日から私の夢になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲良(プロフ) - みぃ☆さん» こちらこそよろしくお願いします(*´ω｀*)『関ジュの花』、『少年たち』も、私たちの別作品も楽しんで読んでいただければ嬉しいですッ！ (2019年10月4日 22時) (
レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - はい、okです♪ありがとうございました！！咲良さん、涼音さん、これからも、よろしくお願いします。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: c6d72d9d14 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 涼音さん» なんもだよ〜！あ、明日から来週までテストだから少年たち更新できない！！ごめんね(><)そーだ、TikTok荒らしといてね(*´ω｀*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - 咲良さん» おけまる〜！ありがとう！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - はい！大丈夫です！！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: c6d72d9d14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲良 | 作成日時：2019年9月19日 22時
