▽続き ページ23
長尾side
お手洗いの方向へ走っていくと
やっぱりや...。
正門くんが何者かに後ろから布を当てられ
抵抗出来ひんようにされとった。
多分やけど
睡眠薬。
長「正門くんっ！！！」
と駆け寄れば
意識はまだギリギリ保っているようで
正「...ながお...」
と名前を呼ばれる。
長「正門くんを離せっ！！」
正門くんを抑えていたヤツに飛び蹴りを入れ
こちらへ倒れてくる正門くんを受け止める。
正「なんで...おるん？」
長「せめてもの償いです。」
僕は笑顔を浮かべるしか無かった。
正門くんを助けてるのやって
自己満と言われてしまえば
それまでや。
それでも正門くんは
正「そか...。ありがと。」
なんてお礼を言うてくれる。
そしてそのまま、意識を飛ばしたらしい。
長「お前、誰や。」
『...。』
僕は正門くんをベンチに横たわらせて
犯人と対峙する。
フードを深く被って、マスクもしているので
誰かは全く分からない。
しかし...
長「そのイヤリング...」
見覚えのあるイヤリングが揺れていた。
『...っ！！』
狼狽えるその人に
黙って近付き、フードを外してやると
彼女は観念したのか
マスクも外す。
その子は
さっき僕と握手をしたばかりの
このお店の店員さんやった。
長「どういうことや。」
彼女は観念した。
と言うように
ぽつりぽつりと話し始めた。
『姫乃理衣亜さんがお店にいらっしゃって、正門くんをどんな方法でもいいから確実に抹消しろ...と。そうすれば長尾くんをお前にやるって。』
僕はホンマに
モノとしてしか見られとらんかったんやな。
気付けん僕がアホやった。
長「姫乃さんに何されようと、好きな人くらい自分で決めるから。店員さんはほとんど何もしとらん。今からでもやり直せるで？」
『ごめんなさいっ...！！』
長「おん。これからは純粋なファンとして応援してや。」
『はい...もちろんですっ！』
姫乃さんは
人の心を操る天才らしい。
ホンマはこの店員さんやってええ人やのに。
許されへんで、姫乃さん。
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咲良(プロフ) - みぃ☆さん» こちらこそよろしくお願いします(*´ω｀*)『関ジュの花』、『少年たち』も、私たちの別作品も楽しんで読んでいただければ嬉しいですッ！ (2019年10月4日 22時) (
レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - はい、okです♪ありがとうございました！！咲良さん、涼音さん、これからも、よろしくお願いします。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: c6d72d9d14 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 涼音さん» なんもだよ〜！あ、明日から来週までテストだから少年たち更新できない！！ごめんね(><)そーだ、TikTok荒らしといてね(*´ω｀*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - 咲良さん» おけまる〜！ありがとう！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - はい！大丈夫です！！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: c6d72d9d14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良 | 作成日時：2019年9月19日 22時
