関ジュの花3

▽続き ページ16

長尾side


...僕、何やっとるんやろ。



こんなにも夢に向かって真っ直ぐで



他の人の夢も応援できる



優しい同期を



陥れようとして



さらに



僕の事も大切にしてくれとる



メンバーたちの思いも




踏みにじって




そうしてまで手に入れたかった物って何...？




こうして手に入れた物って



何...？




姫乃さんの言いなりになって



丈くん刺して




Aちゃん陥れようとして




正門くんや西畑くん、みっちー達にも迷惑かけて



僕は何を得た？



こんな僕を応援してくださる


ファンの皆さんを裏切って



関西ジャニーズJrは家族みたいなものです。



っていう西畑くんの言葉裏切って



長尾くんが居って良かった。



っていうAちゃんの言葉も裏切って...



俺ら、シンメやなくなっても最強のコンビやんな？



なんて言うてくれたみっちーの言葉も裏切って。



何よりも...



僕を育ててくれた



ジャニーさんを裏切った。



今さら反省しても遅い。



でも...




『You、悪いことをしちゃった時どうすればいいか分かる？』



長「謝る？」



『そうだよ。Youはそれが出来る大人になってね。』




というジャニーさんの言葉が頭に響く。




遅くても謝り続ければ



いつかは本当の思いが届く。



そう信じて



僕は携帯を取り出した。




電話の呼び出し音が響く。



？「もしもし。」



長「お話がしたいです...







丈くん。」

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