シスコン☆ドクター。３〈橙〉

story111 ページ22

章大side




章「Aちゃん一緒にお部屋行こ？

ちゃんと傍におるから、大丈夫。」


「ん……。」


Aちゃんの肩を支えながら
階段をのぼって2階へ。


ベッドに寝かせて布団をかけて…。


「んっ……章ちゃんっ……(涙)」


章「大丈夫、大丈夫。

章ちゃんここにおるで〜^^」


手をぎゅっと握って
お腹の上をとんとん…。


そうしてあげると一人やないと
安心したんか、すぐに寝てしもーた。


しばらく寝顔を眺めて、
グッスリ眠ってることを確認して。


起こさんようにそーっと部屋から出て、
お風呂を借りて入って。


Aちゃんはマルの部屋のベッドを
使ってええって言ってたけど…。


もし夜中にAちゃんの目が覚めたら、
傍に誰かおらんとまた不安になるんやないか…
って思ったらやっぱりAちゃんの傍を
離れられなくて。


毛布だけ引っ張ってきて
Aちゃんのベッドに伏せるようにして
仮眠をとることにした。


普段から当直明けでそのまま外来、
なんてことも珍しくないから
睡眠時間は少なくても大丈夫やねん。


でも僕も何やいろいろあって
疲れてたんか、
気付いたら寝てしもうてて、
目が覚めたのはもう空が
うっすら明るくなってる時間やった。


Aちゃんを見ると
まだスヤスヤ眠っとる。


よかった…グッスリ寝れたみたいやな。


やっぱりお家に連れて帰って来て
正解やったな。


8時半出勤やから、
今から朝ご飯を作ったりしてたら
きっと丁度ええ時間になるやろ。


そう思って、Aちゃんを起こさんように
そーっと部屋から出て
顔だけ洗って朝ご飯の準備にとりかかる。


ご飯は昨日のあまりが炊飯器にあるし、
後はお味噌汁と目玉焼きと…。


一人で黙々と作ってると、
Aちゃんがリビングに降りてきた。


章「あっ、目ぇ覚めたん？

おはよお♪」


「……おはようございます………。

すいません……朝ご飯まで………。」


章「ええねんええねん！

はよ目ぇ覚めたし！

もうすぐできるからお顔洗っといで^^」


「うん……ありがとう、章ちゃん…^^」


章「どーいたしましてぇ♪」


何や今日はえらい素直やな、Aちゃん。


少しでも僕のことを
『甘えてもいい人』『頼ってもいい人』
って思ってくれてたら嬉しいな。



章「……うん、おいし♪」


よし、お味噌汁の味もバッチリや！


ご飯食べたら一緒にマルのとこ行こな。







※Mｽﾃ、罪と夏ヤバかったですね！
やすばが可愛かった…///

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