シスコン☆ドクター。３〈橙〉

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あなたside




車に乗せてもらって
一度章ちゃんのお家に寄って、
章ちゃんが着替えとか
取りに行ってるのを
車の中で待ってた。


一人になるとやっぱり心細くて…。


章「ごめんごめんっ！お待たせ〜っ」


急いで準備してくれたんだろうな…
すぐに章ちゃんが戻ってきてくれて、
優しい笑顔を見ると安心する。


章「一人にしてごめんな…。

やっぱり一緒に来ればよかったんに…。」


章ちゃんが荷物を取りに行く前、
『一緒においで』って言われたけど、
章ちゃんのお家まで着いてくのは
何だか忍びなくて、
大丈夫です、車で待ってます、って
断っていた。


よく考えたら一緒に行った方が
章ちゃんゆっくり準備できたのに…。


私はどれだけ章ちゃんに
迷惑かけてるんだろう…って
考えれば考えるほど落ち込む。


章「もう一人にせんからな^^

お家帰る前にスーパー寄ってこっ。

Aちゃんが元気になるように

章ちゃんがご飯作ったるで♪」


「えっ……そんな……

ご飯私が作ります……っ！」


家に来てもらって、
その上ご飯も作ってもらうなんて…。


そんなの申し訳なさすぎるよ…。


章「……Aちゃん？

しんどいときくらい甘えたらええねん。

いつもAちゃんがご飯作ってんのやろ？

Aちゃんもたまには休まな、

心も身体も疲れてまうで。

Aちゃんのことやからきっと、

僕に迷惑かけてるとか、

申し訳ないとか思ってるんやろけど、

全然そんなことないから。

僕がしたくてやってることやねんから

Aちゃんが責任感じることは

全くないねんで？

もっと甘えてほしいし、頼ってほしい。

僕じゃマルの代わりになんて

なれへんかもしれんけど…(笑)」


「ｸﾞｽｯ……んーん……っ…

そんなことないです…っ……(泣)」


章ちゃんって何でこんなに
優しいんだろう…。


章「ふふ……ほんまにええ子やねぇ(撫

たまにはワガママ言ったり

甘えたりすることも必要やで^^」


「ｸﾞｽｯ………うん……

ありがとう……章ちゃん……(泣)」



今日は章ちゃんの優しさに
甘えてみてもいいかな…？

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