シスコン☆ドクター。３〈橙〉

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あなたside




それから少しすると
横山先生、村上先生と、
昨日はいなかったおーくら先生も
隆くんのお部屋に来てくれて。


信「A、おはよーさん。

大丈夫か？よお寝れたか？」


「おはようございます…。

もう大丈夫です^^」


裕「普通そこはマルの心配ちゃうの？笑」


信「マルのことは別に心配してへん(笑)

心配なのはAのことや！」


なんて村上先生、
そんな事言ってるけど…。


昨日結構遅くまで村上先生が
隆くんのこと見ててくれてたって
章ちゃんから聞いてる。


「村上先生……昨日の夜、

隆くんのこと見ててくれて

ありがとうございました。」


信「かまへんかまへん！

2人とも元気になったのが何よりや！(撫」


ペコッて頭を下げたら
ガシガシ頭を撫でられて、
村上先生のおっきい手で撫でられるのは
やっぱりすごく安心する。


裕「マル、体調どうや？

昨日よりはだいぶ良さそうやんな。

熱は？」


隆「朝はかったときは37.3℃やったで！」


裕「まだ完全に下がりきってないな。

無理したらあかんで？」


点滴の速度を調節しながら
隆くんに話しかける横山先生は
何だろう…隆くんのお兄ちゃんみたい。


横山先生といるときの隆くんは
何だか少し幼く見える気がする。


忠「Aちゃ〜ん、

昨日来れんくてごめんなぁ？」


「んーん…大丈夫です^^」


忠「…ヤスずるいわぁ。

俺もAちゃんとお泊まりしたい〜っ」


章「んふ、ええやろー♪」


信「羨ましがるとこちゃうやろ！

そしてヤスもヤスやで(笑)」


隆「……僕のAやのにぃ…。」


信「お前もヤキモチやくなや！(ﾍﾞｼｯ」


隆「いやんっ」


忠「あっはっは(笑)

"いやんっ"やって(笑)」


裕「何やもう大丈夫そうやな…。

心配して損したわ(笑)」


隆くんや先生たちの会話を聞いてると
私まで自然と笑顔になる。


章「もう大丈夫やな、Aちゃん^^」


「うんっ！

……章ちゃん、本当にありがとう…^^」


章「何もやで〜♪」


村上先生。横山先生。


章ちゃん。おーくら先生。


そして隆くん。


こんなに楽しくて温かい人たちに
囲まれてたら、もう何があっても
大丈夫な気がする。

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