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丸山side
「Aちゃん起きたみたいです」と
看護師さんから連絡をもらったのは
それから約一時間後のこと。
丸「失礼しまーす…」
そっとベッドの周りに引かれてる
カーテンを開ける。
Aちゃんはベッドの上で
身体を起こしてたけど、
まだちょっとボーッとしてる感じやった。
丸「Aちゃん、起きた？おはよう。」
「っ…んんっ…はよ…ございます……」
声、ガラガラやな…。
丸「ちょっと喉に違和感あるかな。
カメラ入れたからね…
自然に良くなってくと思うから
心配なくて大丈夫やからね^^(撫」
「ん……」
丸「……検査中のこと、覚えてる？」
どうか、苦しい記憶が残ってませんように…
そう願ってドキドキしながら聞いた。
「あの、それが…
あんまり、覚えてなくて……
何となく、苦しかったような気がするけど、
夢だったのか、現実だったのか…
よく、わからななくて…っ…」
丸「そっか……良かった。
苦しいことなんてな、覚えてなくてええよ。
思い出そうとせんでええから。」
検査中の記憶が曖昧でみたいで、
それだけでも良かった。
鎮痛剤使った意味、少しはあったな。
「ん……でも…っ…
丸山先生の声も聞こえてっ…
“ごめんなぁ…” “頑張れ…”って…
いっぱい、励ましてくれてっ…」
丸「…それも夢かもしれへんで？」
「ちがっ……先生の声は、
ちゃんと聞こえてました…っ…
だから……ありがとうございますっ…」
丸「…っ、…」
聞こえてへんと思ってたけど…
もしかしたら声は届いてたんかもな。
けど…お礼言われるようなことは何もしてへん。
丸「…Aちゃん、喉乾いたやろ。
これあげる。」
「え……」
Aちゃんにあげようと思って
さっき院内のコンビニで買うてきた
ペットボトルの飲み物と、
お腹に負担のかからなそうな
ゼリーとかプリン。
袋を差し出すと
Aちゃんは目を丸くして戸惑ってる。
丸「…ショボくてごめんやけど、
ちょっとしたお詫びの気持ち。
鼻からが口からになってもうて、
二倍、しんどい思いさせてもうたよね。
検査中も……ううん、これはええか。
Aちゃんの不安とか怖い気持ち
うまく取り除いてあげれんくて…
たくさん泣かせてもうてごめんなさい。
ほんまによう頑張ったね。
一生懸命頑張ってくれてありがとう(撫」
「…っ、…(涙)」
こんなショボいお詫びしかできひんくて
ほんまに申し訳ないけどな…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - なななさん» お読みいただき、そしてコメントも嬉しいです！ありがとうございます☺️ぜひ最後までお楽しみいただければと思います！ (2022年6月26日 20時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
ななな - 新作の更新ありがとうございます！毎日これを楽しみに生活してます🥰これからも楽しみにしています。素敵な作品をありがとう！！！ (2022年6月26日 7時) (レス) @page23 id: a019f7864f (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まるこさん» お返事遅くなりました💦優しい丸ちゃん先生にキュンとしていただけたようで嬉しいです☺️！お読みいただきありがとうございました！ (2021年11月12日 22時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 連載お疲れ様でした！医療系という事でしたが丸ちゃん先生の甘々に毎回キュンとさせられていました😊本当にありがとうございした‼︎ (2021年11月3日 21時) (レス) id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年9月26日 20時
