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あなたside
それから徐々に徐々に、
お母さんの状態は悪くなっていって…
村上先生がお薬を使ってくれてるから
苦しそうにはしてないんだけど、
呼吸の仕方とか…
今までとは変わってきたことが
私にも分かるくらい。
村上先生は昼間もずっと
ちょこちょこ様子を見に来てくれてたけど、
日が落ちてからは
お母さんの病室に一緒にいてくれてる。
『はぁ……はぁ……んっ……あっ…』
「っ、お母さんっ？！お母さんっ！！(涙)」
今まではずっと眠り続けてたのに、
突然様子が変わった。
お母さんはゆっくりと目を開いて…
『はぁ……はぁ……A……(涙)』
酸素マスクの下で確かに私の名前を呼んだ。
村「こんなことって…」
「お母さんっ…お母さん、Aだよっ…？
見える？ここにいるよ？(泣)」
『はぁ……はぁ……(涙)』
お母さんの手かゆっくり私の頬に触れて…
その手をぎゅっと握る。
「お母さんっ…(泣)」
『はぁ……はぁ……A……ごめん、ねぇ…っ…
こんな、母親で……っ…(涙)』
「何でっ…そんなことないよっ…(泣)」
『こ、れからは……はぁ……はぁ……
自分のために、生きてっ…はぁ……はぁ……
幸せに……なるんだよ……(涙)』
「ｸﾞｽｯ…お母さんっ…(泣)」
『はぁ……はぁ……村上、先生…っ…
Aのこと……はぁ……はぁ……
よろしく、お願いしますね……(涙)』
村「っ…大丈夫です。任せてください…っ」
『はぁ……はぁ……A……大好きよ……(涙)』
「っ…お母さんっ！(泣)」
そこでお母さんは再び瞼を閉じた。
「っ…お母さんっ…ｸﾞｽｯ…
私も、大好きだよ…っ…(泣)」
声が届いたのか…
お母さんは一瞬、微笑んだように見えた。
ピーーー…
村「……20時53分、ご臨終です。」
お母さんが亡くなったのは
それから一時間後のことだった。
村上先生は、
お母さんは私ともう一度話すために
最後の力を振り絞って
目を覚ましたんやろう、って…
Aちゃんの気持ちが通じたんやな、って
そう言ってくれた。
「ｸﾞｽｯ…お母さん…っ…頑張ったね…っ…
ｸﾞｽｯ…ありがとうっ…お母さんっ…(泣)」
村「…Aちゃんも、よう頑張ったな。」
「っ、…うわあぁぁぁん…！(泣)」
村上先生がよく頑張った、と
頭に手を乗せてくれた瞬間、
いろんな思いが溢れて……
泣きじゃくる私を、
村上先生はぎゅっと抱きしめて
ずっと背中を撫でてくれた。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - ♪あおば♪さん» お読みいただきありがとうございます！現在安くんと横さんのお話を何となーく作成中です！まだ公開は未定ですが、そのうち公開すると思うのでお待ちください(><)！ (2021年2月28日 17時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
♪あおば♪(プロフ) - 毎日読ませてもらってます！！！他の人のやつも見たくて仕方がないです！！！ゆっくりでいいので更新楽しみに待ってます♪♪ (2021年2月26日 20時) (レス) id: c155f748e9 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ゆうちょんさん» お読みいただきありがとうございました！きっとこの先も二人仲良く暮らしていくはずです！(笑)シスコン☆ドクター。の方もぜひぜひよろしくお願いしますー(^^)笑 (2021年2月22日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうちょん - 久しぶりに来てみたら村上先生が甘々でキュンキュンしました☆この先の甘々生活も目に浮かぶようです！高校生編も楽しみにしてます！これから、ゆっくり読みますね♪ (2021年2月21日 21時) (レス) id: 8ce1de55e3 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - りのさん» りのさん、お読みいただきありがとうございました！感動したと言っていただけて嬉しいです(^^)！次の更新は未定ですが、ぜひまた遊びに来てくださいね！ (2021年2月1日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年1月5日 21時
