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丸山side
「あの……
お友達さん、大丈夫だったんですか…？(涙)」
歯医者さんに向かう道中、
申し訳なさそうに尋ねててくる。
丸「あー、大丈夫大丈夫！
付き合い長いからなぁ、
俺のこと良う分かってくれてるし。」
「そうなん、ですね…」
丸「てかAちゃんのお友達こそ
大丈夫やったかなぁ？
完全不審人物やんな、俺(笑)」
「そ、そうですよ…
お金、後でちゃんと返しますからっ…」
丸「いやいや、返さんでええよ！
少しはカッコつけさせてぇや(笑)
けど、お友達にはあとで説明しといてな？」
「…っ…でも…Σんっ!!(涙)」
丸「ほらぁ！
無理して喋らんでええから。」
「んっ……すいません…(涙)」
欠けた歯の一部が
虫歯の穴の中に入ってもうたんかもしれへん。
レントゲン撮らな分からへんけど、
おそらく虫歯は
神経まで進んでもうてるやろう。
これ以上先延ばしにはできひんから…
今日、治療してもうた方がええやろな。
着いたらまずレントゲンの電源入れて…
なんて頭の中でシミュレーションしてたら
あっという間にクリニックに着いた。
「…っ…(涙)」
丸「…大丈夫。」ｷﾞｭｯ
立ち止まってもうた
Aちゃんの手をぎゅっと握って。
そっと引きながら鍵を開けて中に入る。
丸「はい、ここ座ってな？
レントゲン電源入れてくるから
ちょっと待ってて。」
「はい…(涙)」
この前よりもスムーズに
イスに座ってくれたAちゃん。
今はきっと「怖い」よりも「痛い」が
勝ってもうてるんや。
レントゲンを起動させて、
必要そうなものを準備して戻る。
いなくなってたらどうしよって思うたけど、
変わらずにそこにあった小さな背中。
逃げないで、頑張ってくれてる姿を
微笑ましく思いつつも、
これから辛い思いさせてまうかもしれへんと
心の中では覚悟をきめる。
丸「ごめんね、お待たせっ
ほな…まずは痛いとこ診せてもらおかな。」
「…っ、や…(涙)」ﾌﾙﾌﾙ
僕の声にビクッと反応したAちゃんは
口元押さえてうつむいてもうた。
丸「まだ診るだけやで？」
「っ…だって……きたない、からっ…(涙)」
丸「…ん？」
「食べたあとっ…歯磨き、してな…っ(涙)」
…なるほど。笑
丸「そんなん気にせんでええよ？
汚いなんて、絶対思わへんから！」
「でもっ…(涙)」
何年、歯医者さんやってると思うてるん(笑)
衝撃的な人いっぱいおったで？(笑)
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琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» 3か月過ぎてのレスあり得ないですけど…m(_ _)m（ 細かく書きすぎて、1つのシーンなのに長くなっちゃうの、私の悪い癖なんですよね…）とありましたがその描写が登場人物になれてその世界に入りこんで気持ちも目の前にある景色もまるで見ているように感じます！ (2021年3月15日 22時) (
レス) id: 6d94367748 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» 細かく書きすぎて、1つのシーンなのに長くなっちゃうの、私の悪い癖なんですよね…(._.) こちらこそ、琴子さんからのリクエスト全然書けなくてすいません(><)もうしばらくお待ちください…。 (2021年1月3日 17時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» 琴子さん、明けましておめでとうございます！こちらこそ昨年は(昨年も、ですね 笑)お世話になりました。今年も変わらずお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 (2021年1月3日 17時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - 入れられましたらお知らせします！新年早々から、お詫びする事で…また(^o^)／ (2021年1月3日 5時) (レス) id: 6d94367748 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - 優しい先生と怖がりな主人公。ひとつひとつの描写が心に思う事が、丁寧に描かれていて楽しいです！ボード返信まだですみません。 ボードと同時にと思いましたがなかなか書けないので、こちらだけ先に。 (2021年1月3日 5時) (レス) id: 6d94367748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2020年11月26日 21時
