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久々に湯船に浸かった、と嬉しそうなともくんに
振る舞うメニューは肉じゃがとお浸しとお味噌汁。
「めっちゃ美味い！ほんまにおおきに。
最近まともな食事しとらんかったから胃も喜んどる…！」
甘い笑顔でそう言うともくんを見ると
作って良かったなぁ〜なんて思うから単純だ。
「A、洗い物俺やるからお風呂入っといでや。」
二人でご飯を食べ、片付けを始めると
ともくんがそう言う。
疲れてるだろうし早くゆっくりしてほしいんだけど
ともくんは言い出したら聞かないし、
実はすごく頑固だからお言葉に甘えさせてもらおう。
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お風呂から出て、リビングでくつろぎタイム。
湿気も多いしムシムシするからエアコンをかけて
室内は快適な温度になっている。
せっかくエアコンを使って部屋を涼しくしてるのに
私はともくんの足の間に座っていて
ともくんは私をバックハグしてくれているこの状況。
外は夜でも暑いくらいなのに
ともくんとこうやって密着出来るのが嬉しい。
「なぁ、A。」
「ん？ともくんどうしたの？？」
いつもより甘えたなともくんが私の名前を呼ぶ。
「あんな、俺、転勤決まったんよ。」
そう言って後ろから私をきつく抱きしめるともくん。
「……え。どこに？？」
「東京なんやけど…。」
「……そっかぁ。いつから？？」
「それがな、7月からやねん。」
7月から、という台詞に驚きを隠せない。
だって今は6月の半ばだから。
入社5年目で2回目の転勤だなんて
ともくんの実力じゃ確実に出世コースだ。
嬉しいはずなのに、喜ばなきゃいけないはずなのに。
転勤だなんて、最近言われた話ではなくて
きっとあらかじめ前から言われていたのだろう。
……係長就任の時もそう。
なんでともくんはそんな大事な話を私にしてくれないんだろう。
なんかともくんの人生で、私って蚊帳の外？
そう思うとなんだか切なくなる。
「……A？」
何も答えない私に、少し心配そうなともくん。
ともくんに対して怒った事はほんとどない。
ともくんも優しいから言い合いになる様な
喧嘩も私達はした事がない。
ともくんの前では良い子で居たかったし
怒るほど嫌って事、された事がなかったから。
「ともくんってさ、いつも報告遅いよね。」
大好きなともくんに対して
こんな嫌味っぽい言い方をする私は可愛くない。
だけど我慢の限界だった。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (
レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです！そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします！ (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます！応援しています！今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね！ (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます（ ; ; ）体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります！いつもほんとありがとうございます！ (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年8月12日 9時
