神山くんと恋をする。2

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2日目はわんこのアムルちゃんと一緒に
ともくんの地元を少しお散歩して
それから大阪の街中へ出た。



ちなみにともくんのお家はにゃんこの
ピースちゃんという子もいるんだけど。
触らせてはくれるんだけど、アムルちゃんに比べると
昨日1日ではまだ仲良くなってもらえず。



ご飯食べてる時、ともくんの足の間で甘えて眠る
ピースちゃんがすごく可愛かった。
何より動物にも優しいともくんが可愛かった。




何度か研修で行った大阪の本社や
ともくんの通った大学や
ともくんがよく来てた服屋さんとか



普通の大阪旅行だったら絶対に来ない様な
地元だからこそ、という様な場所へ連れて行ってくれる。



「ねぇ、昨日写真見て思ったけど、
ともくんって派手めな服が好きなの？」


「ん〜大好きやな！笑」


「けど名古屋にいる時はそんなに派手じゃなくない？」


「大阪やったら豹柄とか全然いけるんやけど。
名古屋やと悪目立ちするかな思って
派手な柄の服は実家に置いたままなんよ。
まあけど俺ももう26やしね。笑」



今日の服装は、いつもより少し派手だ。
ただ派手なだけじゃなくてすごくお洒落だ。
なんだかすごくお洒落だし、格好良いし。
私なんかがともくんの隣歩いてて側から見て
釣り合ってるのかなって少し不安になる。




「Aはさ、今日みたいな清楚で綺麗目な感じの
服が似合うからやっぱり俺も隣歩いてて恥ずかしくない格好したいな〜って思うやん。」



「私達釣り合ってる、かな？
ともくん格好良いから私こんなんで大丈夫なのかな
って思っちゃうんだけど。」



「何言うてるん？笑Aはすごいかわええで？
寧ろ俺がもっと釣り合う様に頑張らなって思ってるんやけど。」




そう言ってともくんは少し照れながら
繋いでいる私の手を強く握り直す。




考える事も悩む事もお互いに似ていて。
26歳の2人がこんな学生みたいな可愛い事で
悩んでるなんて考えると少し笑えて。
お互い経験がないわけじゃないんだけど、
なんだか初々しくて。


しばらく恋なんてしてなかったから忘れてたけど。
相手の為に変わろう、とか。
相手に釣り合う様に努力しよう、とか。
そう思える恋ってやっぱりいいな〜って思う。



相手があってこそ自分を磨こうと思えるから。
その相手がともくんだなんて。
私はすごく贅沢で幸せ者なんだろう。






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