四十七話 ページ14
「おはよう、A！」
「おはようございますー、ツナ。なんかテンション高いですねー、何かいいことでもあったんですかー？」
いつも通りの平凡な朝。やけに明るいツナにそう聞くと、
「だって今日は…って、ええ！？なんでA木刀なんて物騒なもの持ってるの！？」
何か言う前に僕が背負っていた木刀に気づき、的確なツッコミをしてきた。
「ああ、昨日左足が武器持ってて、僕も欲しくなっちゃってー。」
「(左足って…まだそのネタ引きずってんだ…。)てか、なんか欲しくなったって何ーっ！？」
「まーまー、細かいことは気にしない気にしない。それより、どうしてテンション高いんですかー？」
いつも朝は眠たげで、あんまりツッコんでくれないのに。
「細かくないと思うよ！？……ああ、今日は理科の小テストが返ってくるでしょ？Aのおかげで、少しだけ自信あるんだ。オレがテストに自信を持てるだなんて、オレ自身びっくりでさ。ホント、Aのおかげだよ。ありがとう。」
そう言って優しく微笑むツナに…
キュンッ
「ツナーっ！！！」
見事ハートを撃ち抜かれた僕は思わず抱きついた。
「わわっ！？ほ、ほら、ホームルーム始まるしっ、座ろう！？」
真っ赤になって慌てているツナであった。
「川田…「はい。」栗原…「はい。」近藤…「はい。」…。」
「(理科のテストが…返ってくる。ちょっとだけ自信あるけど、よりによって先生が根津だもんな〜。)」
ツナのテストどうだろうなー。原作通りなら26点だけど、勉強したし、自信あるって言ってたしな。
「沢田…「は、はい！」…！？」
ツナがテストを取ろうとするも、するりと避けられてしまう。
「あくまで仮定の話だが……今まで20〜30点代を行き来していた生徒が、いきなり80点代をとったとしよう。」
！おおっ！！80点代！？すごい！さすがツナ、やればできる子YDK！！
ツナも一瞬驚いたように目をしばたかせ、自分のことだとわかると目を輝かせながらまたテストを取ろうとするも、またまたするりと避けられてしまう。
「あの…っ？」
「エリートコースを歩んできた私が推測するに、平均以下で成績がとても悪かった生徒がそんなことができる訳がない。しかし、隣の席の生徒が学年首席、しかも仲がいいときた！」
「(それって……。)」
……どういうことだよ？いってみろよゴラァ。
「カンニングなんてするクズに、生きている意味あるのかねぇ？」
そう言いながらさらした点数は86点ーーーではなく、大きくその点数にバツマークがかかれており、そして、その横に……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - seraさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 17時) (
レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - アドバイス、夢さんのボードの方に書かせて頂くのでよろしければそちらを見てください。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 弥生さん» ありがとう！！今回はハロウィンのに比べて糖度低めになると思うけど完結は約束するぜ！！ (2018年11月11日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ポッキー!!!頭のなかで二人の光景が思い浮かんでさらに爆笑していた(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)夢ちゃん頑張ってね(*´∀｀*) (2018年11月11日 18時) (レス) id: 6f48ec4925 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 美香さん» フラグついたのはこちらだけなのでおそらく違うと思われます。コメントありがとうございます！！ (2018年11月8日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ | 作成日時：2018年10月14日 8時
