神様は知っている 完結編Ａ 〜探偵チームＫｚ事件ノート〜

思い　美門 ページ35

「アーヤだけに言ったこと、








　俺、いっぱいあるんだよ？









・









　初めて会った時に言った本音。









　その後に見せた、俺の特技。









　どっちも、








　アーヤは真剣な表情で聞いてくれた。








　そのことが嬉しくて。








　嗚呼、こいつ、結構好きかも。って。









　強く思ったんだ。









・









　その後に、カフェテリアで偶然会って、








　いや、運命的に出会って。








　アーヤは、俺の居場所を作ってくれた。









　アーヤのおかげで、








　俺は、こんなにも良い仲間と出会えたんだよ？









・









・









・









　アーヤ…。









　俺、同志失格だよな。









　あんなにアーヤが苦しんでいたのに









　傍に居てあげられなくて。









　本当に、ごめん＿＿＿。









・









・









・









・









　俺、







　いっぱい作ってくれた借り、







　なんも、返せてない。









　＿＿＿＿＿＿＿＿だから。









　アーヤが目覚めた時に、








　一気に返したいんだ。









・









・









・









　ただの女子になら、こんなにしてないよ？









　アーヤだから。









・









　アーヤが、好きだから＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿！」









強く言い切る美門。








その瞳が揺れ、







ぎゅっと目を瞑った時、







水晶のような涙が








ぽろぽろと零れ落ちた。







その涙は








美門の頬から離れ、







彩の手に被せた手に落ちた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

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