橙×黄6 ページ28
．
深呼吸して楽屋のドアを開けると、そこにはもう大倉はおらんくて丸だけがおった。
『亮ちゃん！待ってたんやで〜♪』
振り返って俺を見るとパッと笑う丸。
…待ってたって？？
俺はすぐ帰れんのに、お前がヘラヘラ大倉と笑ってたから俺が待ってたんやん！
そんな言葉が喉まで出かかって、グッと飲み込む。
全然悪気のない些細な言葉にすら突っかかってしまう。
『え〜？？！亮ちゃん待って〜』
なんも言わんで楽屋を出た俺の後をついてくる。
ボタン押すとすぐにエレベーターがきた。
エレベーターに乗っても終始無言で地下駐まで行くとタクシーに乗り込む。
「〜まで。お願いします。」
『…亮ちゃん？？』
運転手に丸の家の住所を告げたのを聞いて、丸がびっくりした顔でこっちを見る。
『…亮ちゃん？どうしたん？？』
俺の顔を覗き込む丸。
サングラスしとって良かった。もう日も落ちかけとるし表情なんてよう見えへんやろ？
『…なぁ、亮ちゃん。』
「今日あかんわ。こんなんとおっても楽しないやろ」
『どうゆうこと…？？』
丸がしつこく話しかけるから出来るだけ平然と返したつもりやった。けど、明らかに丸の声のトーンが低くなった。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yukinan(プロフ) - kukuさん» コメントありがとうございます！わかります…私もじわじわダメージくらってます。。 ただ本当のところはわからないよなと自分に言い聞かせ←書くのも迷ったけどモヤモヤぶつける為書いてみました…自己満のお話ですがそう言って頂けるとありがたいです:,) (2018年8月6日 13時) (
レス) id: 65b98f5c99 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませてもらっています。例の件で凹んでる私なんですが真相はわからない。でも記事になったことを全部信じてしまう自分もいて苦しくなります。半分は違うとおもうけど。お話しで反省してる彼読んで少し救われます。 (2018年8月6日 6時) (レス) id: 979c243579 (このIDを非表示/違反報告)
Yukinan(プロフ) - 村岡雄貴∞鮭鮫蝉ぱぁぁん！！さん» ありがとうございます！ほぼ黄色受けしか書いた事ないのでどうなるかわかりませんが…お時間貰って御希望に添えるよう考えてみますね:) (2018年7月28日 20時) (レス) id: 65b98f5c99 (このIDを非表示/違反報告)
Yukinan(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！とっても不定期更新なのでだいぶお時間頂くかもしれませんがリクエスト承知しました！ありがとうございます:) (2018年7月28日 19時) (レス) id: 65b98f5c99 (このIDを非表示/違反報告)
村岡雄貴∞鮭鮫蝉ぱぁぁん！！ - 面白かったです！リクエストいいですか？横雛の甘めお願いします！ (2018年7月28日 18時) (レス) id: e50e2268b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yukinan | 作成日時：2018年6月21日 7時
