やめとけ ページ6
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勇気「しょくいんしつはここだぞ」
森中「ひなたちゃん、4組だっけ。先生誰だったっけ」
勇気「はしのせんせいだろ」
森中「あ、じゃあ髪の長い赤いリップの先生のところだよ!わかるかな」
勇気「ちひろたちがまってるからせんせいのとこいってきて」
『うん!ありがとう!』
Aが職員室に入り、教えてもらった特徴の先生に近寄った。優しそうな先生に安堵しながら、Aは声をかけた。
勇気「ひなただいじょうぶかな」
森中「ちーすっかりせんぱいの気になっちゃって」
勇気「はなちゃんだってきもちわるいくらいやさしくしてたよ」
森中「下級生に優しくするのは当然」
勇気「ちひろだってとーぜんだぞ!」
花咲とちひろが話していると、がらっと職員室の戸が開いた。
「あらあらあなたたちね。授業に遅れちゃうわ、早く教室に行きなさい。
『ちひろおねえちゃん!かざきおねえちゃん!またあそんでね!ありがとう!』
廊下の角を曲がるまで手を振っていたAに、2人で手を振り返しながら教室へ向かう。
森中「ひなたちゃんしぬほど可愛い…」
勇気「まあな」
森中「なんでちーが誇らしげなの?」
・
学校特有のチャイムが響き、下駄箱は一気に騒がしくなる。下駄箱から1番近いここ、1年生の教室に花咲とちひろは来ていた。
『あ!ちひろおねえちゃんとかざきおねえちゃんだ!』
勇気「かえるぞー、ひなた」
森中「かえろかえろ〜」
『うん!せんせい、またね!』
「はーい。さよなら。2人ともたのんだわよ〜」
担任に見送られながら下駄箱に向かい、校門の前に来ると、Aがぱっと顔を明るくさせて駆け出した。ちひろと花咲が慌てて追いかけていく。
『けんもちのおにいちゃんとがくおにいちゃん!むかえにきてくれたの!?』
伏見「おAちゃん来たじゃないっすか、おかえり!ってことで賭けオレの勝ちってことで!」
剣持「くっそ、小学校の時間割は把握してるのに!!」
『あのね!おともだち!』
そういってAが花咲とちひろに振り返ると、2人は呆然とした様子で立っていた。
森中「け、剣持!?」
勇気「や、やめとけ、ひなた!!!!」
剣持からAを隠すようにして花咲とちひろが前に出る。伏見が呆れたように肩をすくめた。
伏見「だから言ったじゃないすか、とやさんはだめだって」
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*24*(プロフ) - お友達のお名前、少し面倒かもしれませんが、読者側が設定出来るタイプにしたらどうでしょうか。主様の負担が増えてしまいますが…… P.S.更新ありがとうございます!!楽しく読ませてもらってます。これからも応援しています! (3月2日 7時) (レス) @page19 id: 1f8786d2bd (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - またにじさんじにハマり今色々と見て回ってるとこ見させていただきました!!すごく面白くて気づいたら全部見終わってました!続き待ってます! (3月1日 22時) (レス) @page18 id: a8c300d8b9 (このIDを非表示/違反報告)
本が大好きなハリネズミ(プロフ) - 友達なのでともこちゃん(漢字は考えてない)とか…安直すぎますかね? (2月29日 17時) (レス) @page16 id: 73a477d291 (このIDを非表示/違反報告)
0 - あっ好きですLOVEです恋です(?????) (2月25日 18時) (レス) @page15 id: 645ad981c2 (このIDを非表示/違反報告)
サーマル - コメント失礼します。連載初期から読んでいるのですが、主人公とみんなとのやりとりがとても良きでお気に入りの小説です。リクエストでaknとの絡みをお願いできますか?これからも応援しています。 (2022年10月31日 15時) (レス) id: f29b2f6f74 (このIDを非表示/違反報告)
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