【原神】今日から私、執行官になりました。

初任務【3】 ページ17

〜1時間後〜


移動手段は何も用意していなかったため、徒歩で行くことになった


出発してから時間が経っているが、まだまだスネージナヤ地方からは抜け出せていないようだ


タルタリヤ「スネージナヤ地方にターゲットがいたらいいのにね」


確かに、それだったらすぐに任務を達成できるかもしれない…


逆にモンドや璃月方面にいたらどうしよう…


最悪の場合、稲妻にいる可能性だってある…


そうなったら海を渡らなくてはいけない…


悪い考えがあれこれと頭に浮かぶ


タルタリヤ「相棒…酷く悩んでるようだけど大丈夫かい？」


タルタリヤは心配してくれる


A「大丈夫だよ…」


タルタリヤ「俺たちは最強のコンビなんだ…向かうところ敵なしなんだから、元気だしていこう！」


彼は私を励ましてくれる


そうだね…！元気を出していかないと…タルタリヤにも緊張が伝わっちゃう！


A「うんっ！頑張ろう…！」


タルタリヤ「そうこなくっちゃ！」


と、突然前の方から音がした


？「グゥオオオオッッ！！！」


？！


タルタリヤ「なんだ！？」


A「っ！！」


チャキン…


私とタルタリヤは同時に戦闘態勢に入る


ドスッ…ドスッ…


前方から大きな足音が近づいてくる


ドスッ…ドスッ…


やがてそれは私たちの前に姿を現した


？！


A「ヒルチャールの王？！」


タルタリヤ「なぜこんな場所に…？！」


思いがけない強敵が立ちはだかった


王「Yoyo dala si…？」


ヒルチャール語…？


わからない…


あっ、そうだ！！


A「タルタリヤ、装置を起動して！」


タルタリヤ「了解！」


タルタリヤが装置の電源を入れる


ウィーン……


装置は何かを読み取ると付属のスピーカーから音を発した


装置「オマエタチハナニモノダ？」


え？


これはヒルチャールの王が今話した言葉だろうか…？


発音から考えると、語尾が上がっていたためヒルチャールの王は私たちに質問してきているのだと判断した


A「返答するときは機械に向かって話すのかな…？！」


タルタリヤ「使うのは今回が初めてだが、おそらくそうだ…
！」


……！


A「私たちは敵じゃない！」


ジジジ…


機械が私の声を読み取り…


機械「Mimi tomo」


ヒルチャールの王に向けて彼らの言語で発した


ヒルチャールの王は驚いたような素振りを見せる


王「………Yo mimi beru si」


ジジジ…


機械「オレタチノゲンゴデハナシテイル…」

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