質問 ページ12
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しばらくA組の子と話していると、別の所にいたのかB組の担任が相澤先生と話していた。
｢……はい時間。いないやついるか？｣
｢A組全員います！｣
｢ひーふーみー……うん、B組も全員います。｣
キッチリ時間になって、手を叩いてクラスの確認をする相澤先生。それに飯田くんとB組のサイドテールの子が答えた。二人は委員長か何かなのかな。
｢じゃあ出発な。……あぁ、そうだ。こいつは二年の八百万だ。君らのサポートに回ってくれる。｣
｢B組の子とはあまり話したことがないけど、よろしくね。｣
自己紹介に時間を使っても仕方がないし、今にもバスに乗りそうな相澤先生のために手短に自己紹介を行う。
｢A組のバスはこっちだ！席順に並びたまえ！｣
｢相澤先生、俺A組の方に行っていいかな。色々話したいんだ。｣
｢好きにしろ。｣
というわけで、A組のバスに乗り込む。
それにしても一年のヒーロー科って変わった子ばかりだな……
｢……相澤先生、その布どうにかなんないの。｣
｢ならないな。迷惑なら移動しろ。バスが走ってる時には立つなよ。｣
｢まぁ、いいんだけどさ。｣
相澤先生のマフラーみたいな布が俺の肩とか顔に当たってるんだよ。触り心地もよくないし、硬いし。
と、ピンク肌の……芦戸さんだったかな。彼女が俺らに手を振りながら呼び掛けた。
｢相澤先生！センパ〜イ！レクやりませんかー？｣
｢やらん、寝る。｣
｢いいよ、やろうか。｣
｢この対応の差よ……｣
｢何か言ったか上鳴｣
｢なんでもねぇッス！！｣
少し身を乗り出して後ろを向く。
A組の子たちはシートベルトも外して盛り上がっているようだった。
｢みんな、楽しいのはいいけどちゃんと座ってね。｣
そう注意すると複数人から元気のいい返事が返ってきた。素直でいいね。
｢あ、センパイへの質問とかは？｣
｢いいね、仲良くなれそう！｣
透明の子と芦戸さんが提案する。
質問かぁ……答えられる範囲でだけど……
｢センパイ、好きな人いるんですか？｣
……まぁ、これだよね。想像はしてたけど。
仮にいたとしても公に言うはずがないので、適当にはぐらかしておいた。
｢えと、じゃあ次は……｣
｢おい、もう着くぞ。｣
｢えぇ！早いー！｣
｢皆ー！迷惑にならないよう安全に行動したまえ！｣
｢いやぁ……楽しいね、A組。｣
｢非合理だ。｣
そうかな、とクスクス笑うと隣から大きなため息が聞こえた。
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なほ(プロフ) - この作品とっても面白いのに終わりは悲しい...！！いつかまた更新されることを祈ります！！ (2022年8月22日 2時) (
レス) @page37 id: e03e668129 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 続きがとても気になります…！更新される日を待ってます！！ (2022年4月2日 18時) (レス) @page37 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 報告のラグドールがグラドールになってますよ (2021年10月12日 17時) (レス) @page25 id: 529b7db5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - お、終わり…ですか…?('°'`) (2021年1月5日 11時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 八百万ちゃんかわいいよねー (2020年8月14日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
