Melty sweet honey sugar.【YG】 (ページ10)

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夜、私がお風呂から上がるとユンギ先生はソファに座ってお酒を飲んでいるところだった。
リビングの扉を開けても、テレビに視線を向けたままの先生は私に気付いていないみたい。

なにを観ているんだろうと思ってそっと後ろから覗き込むとそれは動物番組で、たくさんの白い子猫が戯れている映像が映し出されると、先生は小さく声をあげて笑う。

「ふふっ。可愛いね、この子たち」

なんだか先生のイメージと似つかなくて、つられて私も吹き出してしまった。

YG「…上がってたのか。髪ちゃんと乾かしたか？」

隣に腰を下ろすと、先生は私の髪に手を伸ばして優しく梳きながら言う。

「乾かしたよ。私も飲んでいい？」

YG「1杯だけな」

「やった！じゃあいただきまーす！」

YG「おい、それはダメだ」

テーブルに置かれていたカクテルに手を伸ばすと、慌てて私からグラスを遠ざける先生。

YG「苦いからやめとけ。お前用の作ってやるから、ちょっと待っとけよ」

「はぁい」

キッチンへ向かう先生に頷いて、私はテレビの画面に視線を落とした。