第23話 出水side ページ26
出)出来損ないって…
｢私の親のことから話す必要があるね…けど…！！｣
その時、Aは外を見た。
｢門！｣
警報音が鳴り響く。
｢後ろっ！｣
門が開いたのは俺達の真後ろだった。
バムスターとモールモッド、しかもAはまだ換装していない。俺1人でAを守って捌けるか。
｢一瞬でいい。一瞬でいいからトリガーを起動させる時間を作って。1人で捌こうとは思わないで。｣
｢分かった。シールド張ってやる。いつ割れるか分かんねぇけど、トリガーを起動させる時間ぐらいは稼げはずだ。｣
｢了解。｣
俺はAを背に両防御する。
｢トリガー起動！！｣
Aがトリガーを起動完了させるのと俺のシールドが割れるのはほぼ同時にだった。
｢ナイス、公平！｣
割れたその瞬間にAはスコーピオンを片手にグラスホッパーで飛び出す。
ザシュッッ
｢モールモッドおしまいっと。｣
｢さすが。…ハウンド！｣
間を置かず、バムスターを追撃する。急所に命中に沈ませる。
｢OKかな…？あーあ、ついてないなあ、またボロボロになっちゃった。｣
割れた窓ガラスを眺めるAの目はどこか寂しげに見えた。
｢なあA、お前のことを教えてくんない？｣
｢私の…こと？｣
警戒区域から戻って来て本部の中を歩いていた。
｢俺は同じ隊として、相棒として知りたい。1人で抱え込んで欲しくない。だから…今まで何があったのか教えてくんないか？｣
Aは暫く黙っていたが、そっか、とこちらを見た。
｢本当に知りたいって思ってるのは分かった。私の昔のこと、それとこの出来損ないのトリガーのこと。私の言える範囲でしっかり説明する。心配してくれてありがとう。｣
その頃。
｢やっほ秀次。｣
｢何の用だ。｣
本部の屋上。未来の扉がまた一つ開かれようとしていた。
｢頼みがあるんだよね。｣
｢断る。｣
｢Aの事なんだけど、｣
三輪はAという言葉に反応する。
｢端的に言うと、あいつを助けてほしい。｣
｢助けるなら、Aをよく分かってる出水が最適だ。出水に頼め。｣
｢お前はAにあの日の恩返しをしたいと思ってるんじゃないの？｣
｢なぜそれを…｣
三輪はぎりっと手を握りしめ、黙る。
｢恩返しのチャンスだ。｣
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現在目が飛び出そうです(⊙_⊙)
hit数が1日で700越え…
ありがとうございます！
ラッキー隊員
加古望
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ゆずポン酢(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！気に入ってもらえて嬉しいです！今後も作る予定ですが実はワートリ以外のアニメはあまり分からなくて…これを期に時間があれば観たいと思います。お気遣いありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年8月14日 0時) (
レス) id: db72870c64 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし他の作品を今後作る予定ならワールドトリガーの世界にトリップか転生したアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さいね (2017年8月13日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢 | 作成日時：2017年7月30日 0時
