戻り始めた日常 ページ4
A視点ー
次の日の朝、私は稽古場の前に佇んでいた
もう、太田さんは来ているだろうか...
会って、何を話したら...
そう思うとドアが開けられない
A(でも、いつまでも逃げてちゃダメだ...！)
そう言い聞かせて勢いよくドアノブを捻ると...
A「...誰も、いない...」
嬉しいような悲しいような複雑な心境を胸に、ストレッチに取り掛かる
軽く動いて声を整えて、歌う曲を決める
今日は、乱ちゃんの曲じゃなくて...
A「これにしよう」
大きく息を吸って歌い始める
A《control不能さstraightな感情
lose yourselfありのままで
ファクトはそう、１つだけさ
２人のreal love》
蜻蛉切さんの『real love』
spiさんが歌ってるのを聞いて好きになった曲であり、太田さんに会って、恋を知って...
A「好きって気持ちがなんなのか...分かれた」
頭に浮かぶのはいつだって太田さんの事ばかり
好きって知ってからどんどん溺れてる様な感覚に陥ってる
A「早く...会いたいな」
そう呟いた時、誰かの来る気配
A「っ！この気配...！！」
太田さんだ...
大丈夫かな？許してもらえるかな？
不安が胸を過る
でも、話さなくちゃ...
私の想い...！！
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田視点ー
朝、目が覚めて真っ先に思い浮かぶ
君のこと
なんて、どこかの歌みたいな朝を迎えた俺は
急いで支度して、急いで稽古場に向かった
Aちゃんに早く会いたくて...
稽古場に着いてドアを開けると、そこに居たのは
太田「Aちゃん...」
俺が、今もっとも会いたかった人
向こうも気づいて俺を見つめる
暫くの無言のあと、不意にAちゃんが口を開いた
A「.....なさい...」
その声はとてもか細く、聞き取れなかったから首を傾げると、Aちゃんは先ほどよりも大きな声で
A「ごめん、なさい...！！」
と頭を深々と下げて俺に謝った
いきなりのことで動揺しつつも、Aちゃんに顔を上げてもらう
太田「えっ、Aちゃん何で謝るの？
Aちゃん、俺に何もしてないよね？」
跪き、Aちゃんの目線に合わせて尋ねると
Aちゃんはゆっくりとはなしだした
A「私、太田さんに大切な人がいるの知って苦しくて、悲しくって...！！
そしたら、会話するのが億劫になってしまって...
そのまま避けてしまいました」
そう答えたAちゃんに俺はー
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夢(プロフ) - 2年ほど前の作品にコメント失礼します。とても面白く、1日で読み上げてしまいました(笑)こんな素敵な作品を有難うございます！ (10月23日 17時) (
レス) @page41 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - お疲れ様でした。そしてありがとうございました。このエンディングで幸せ度MAXです(^.^)楽しく読ませてもらって感謝しかないです。またの作品お待ちしてます。 (2021年1月6日 6時) (レス) id: fd1b39684c (このIDを非表示/違反報告)
れお - お疲れ様でした!! (2021年1月6日 0時) (レス) id: be068c917c (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - 何だかいい感じに近づいてきた二人。嬉しい。Twitter開設いいですね。 (2020年11月3日 9時) (レス) id: fd1b39684c (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 続き気になり過ぎてソワソワ… (2020年10月19日 0時) (レス) id: 4439f73dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2018年9月15日 23時
