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「なっ!」

東京郊外、山の中。こんな辺鄙な場所で学生生活を送る私たちは、いよいよ今日、京都の姉妹校と交流会を行う。の、だが。

「なんでみんな手ぶらなのー!?」

「な、ぜ。」

革製のトランクを持った私と、スーツケースと肩掛けの鞄を手にした野薔薇は、荷物らしきものを何も所持していない先輩達と伏黒くんを見てそう言った。

「オマエ達こそなんだその荷物は。」

怪訝な顔でそう言ったのはパンダ先輩だ。

「????」

状況が飲み込めない私は目を白黒させたまま、その場にフリーズした。

「何って……これから京都でしょ?」

野薔薇がそう言うと、今度は先輩達が困惑した表情を浮かべた。

「京都で姉妹校交流会……。」

「京都の姉妹校と交流会だ。東京で。」

パンダ先輩の言葉にようやくがてんがいった私と野薔薇は口をあんぐりと開けた。

「うそでしょ〜〜!」

野薔薇の叫びが山に響いた。野薔薇と以前から交流会についての話をしていた私は、野薔薇がいかに京都観光を楽しみにしていたのを知っている。野薔薇は京都で可愛い浴衣を着るって張り切っていたのだ。なんなら、和服が好きな私も一緒に着ようと言う話だったのだ。

「聞いてた話と、違う……。」

「お前も勘違いしてたのか。」

伏黒くんは哀れなものを見る目で私を見た。

「だ、だって、知らなかった。交流会、京都……学業行事、はじめて、だから。」

私の言葉を聞いて伏黒君はウッ、と唸った。

「わ、わりぃ。」

「私もごめん、A。勘違いでアンタに無駄に期待させる様なこといっぱい言ったわ。」

野薔薇と伏黒くんは私に謝ってくれた。

正直、悲しかったりショックなわけではないので謝罪は必要ないが、想定とかなり違った現状にまだ頭が追いついていない私は、野薔薇から当初聞いていた予定をそのまま口にした。

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柑橘(プロフ) - 尊都さん» ご指摘ありがとうございます!変更させていただきました。またなにかお気づきの点があればコメントください。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 稔米さん» ありがとうございます!五条先生とはギスギスして欲しいのでこのまま緩くやっていきたいです。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - わかたくさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 五条先生ってみんな下の名前じゃありませんでした? (11月26日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
稔米 - 好き過ぎます!なんかこれから色んな事実が発覚してくのかなーと楽しみにしておりマス!私は五条さんとの絡みが好きです!なんか甘々じゃない感じの…w (11月25日 22時) (レス) id: 861890d0d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柑橘 | 作成日時:2020年11月24日 1時

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