占いツクール
検索窓
今日:476 hit、昨日:323 hit、合計:564,943 hit

16 ページ16

「……あっ。」

私は思わず声を出し、身を固めた。

「オマエは大勢の人間を助け、正しい死に導くことに拘ってるな。だが自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする。」

「じゃあなんで俺は助けたんだよ!!」

「……ねえ、みん、な。」

私は二人の話を聞きながら、周囲を見回していた。私が先ほど声をあげたのは、少し遠くの壁に、伏黒君の式神がめり込み、血を流しているんが見えたからだ。

「気を、つけ。」

「いい加減にしろ!!」

野薔薇の突然の大声に、私の肩が跳ねた。

「時と場所をわきまーーー」

ふいに、野薔薇の声が途切れる。私は野薔薇の足元に真っ黒い穴が出現したのが見えた。

「野薔薇!!」

私は慌てて、野薔薇に手を伸ばした。しかし彼女の手は、私の手が届く前に闇に消えてしまった。

「っ!!」

声にならない声を飲み込む。

「虎杖!!小松!!」

伏黒くんが切羽詰まった声で叫んだ。

「逃げるぞ!釘崎を探すのはそれからだ!!」

けれど、彼は行動に移せなかった。なぜなら、彼と虎杖くんのあいだに、呪いが現れたからだ。

剥き出しの歯に、ぎょろりとした複数の目玉。青白い肌をもつ男型のその呪いの下半身は、甲殻類のような、蛹のような形をしていた。

これが、特級。

唐突な会敵に、私たちは動けなかった。

最初に攻撃に転じたのは、虎杖くんだった。

「う、うあああああああ!!」

叫びながら、腰に装着していた呪具を呪いに振りかざす。瞬間、肉が切れる音がした。けれどそれは、呪いの体が切り裂かれた音ではなく、虎杖君の腕が切り裂かれた音だった。

後方に飛んだ虎杖君の手と呪具が地面に落ち、音を立てて、転がった。

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (376 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1122人がお気に入り
設定キーワード:呪術廻戦 , 夢小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

柑橘(プロフ) - 尊都さん» ご指摘ありがとうございます!変更させていただきました。またなにかお気づきの点があればコメントください。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 稔米さん» ありがとうございます!五条先生とはギスギスして欲しいのでこのまま緩くやっていきたいです。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - わかたくさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 五条先生ってみんな下の名前じゃありませんでした? (11月26日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
稔米 - 好き過ぎます!なんかこれから色んな事実が発覚してくのかなーと楽しみにしておりマス!私は五条さんとの絡みが好きです!なんか甘々じゃない感じの…w (11月25日 22時) (レス) id: 861890d0d1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柑橘 | 作成日時:2020年11月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。