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廃ビルでの呪いを祓った私たちは、建物内にいた子供を家に送り届けた後、夕食にお寿司を食べて学校へと向かった。

私と野薔薇にとっては初めて向かう場所だ。実際に行ってみると、学校名に東京都立とついてはいるが実際には東京とは思えないほど緑の濃い土地だった。

野薔薇は明らかに落ち込んでいたけれど、それでも今日行った原宿にも行けないこともない距離だ、と自分を納得させていた。

そうして、私たちの1日目は終わった。

次の日、私と野薔薇は五条先生から学生証をもらった。学生証には学籍番号、氏名、それから私たちの顔写真が印刷されていた。お互いの学生証を見ていた私たちは、自分たちの顔写真の左上に数字が振られていることに気がついた。

野薔薇は三で、私は四だ。

「それは呪術師階級だよ。」

五条先生はそう説明した。私たち呪術師には呪いと同じようにクラス分けが存在している。特級から始まって、一級、二級、三級、四級だ。つまり私は一番下のクラスに割り当てられたということだ。

私は野薔薇の学生証を見て笑った。

「野薔薇、三級。さすが。」

「まあーね。」

野薔薇はニンマリと笑った。

「うん、さすが。頼り、なる。」

私が野薔薇を褒めると、野薔薇は頰を少し赤くさせて笑みを深めた。

「うんうん。仲がいいことはいいことだ。でも釘崎に頼ってばかりじゃなくて、Aも頑張れよ。いつまでもそんなのだと、死ぬよ。」

五条先生はふいに笑みを消してそう言った。目隠しの下に隠されている目が、こちらをまっすぐ見つめている。そう気づいた私は眉を下げ、口角を上げた。

「はい。がんばりま、す。」

ヘラっと笑いながら、私は先生にそう言った。先生は数秒の間私を見つめた後、いつもの笑みを口元にたたえた。

「はい。じゃあそれ、無くさないようにね。」

五条先生はそれだけ言って廊下の角に消えていった。

「先生に、怒られ、ちゃった。」

眉を下げながらそう呟くと、野薔薇はすかさず「大丈夫よ。あんたも呪力はあるんだから。力もあるし、すぐに強くなるわよ。」とフォローしてくれた。

「ありがと、う。がんばる、ね。」

野薔薇はその調子、と笑った。

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柑橘(プロフ) - 尊都さん» ご指摘ありがとうございます!変更させていただきました。またなにかお気づきの点があればコメントください。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 稔米さん» ありがとうございます!五条先生とはギスギスして欲しいのでこのまま緩くやっていきたいです。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - わかたくさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 五条先生ってみんな下の名前じゃありませんでした? (11月26日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
稔米 - 好き過ぎます!なんかこれから色んな事実が発覚してくのかなーと楽しみにしておりマス!私は五条さんとの絡みが好きです!なんか甘々じゃない感じの…w (11月25日 22時) (レス) id: 861890d0d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柑橘 | 作成日時:2020年11月24日 1時

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